このページの目次
- 私の釣り遍歴(1)
- 以後、徐々に追加していきます
私の釣り遍歴(1)
私は子どものころから釣りを楽しんできました。父が釣り好きでよく一緒に連れて行ってもらったり、家の中に釣り雑誌が転がってたり、身近に釣りがあったのでそうなるべくしてなったのだと思います(笑)
生涯初めての釣りが何釣りだったかは覚えていませんが、小学生位まではフナ釣り、ハゼ釣り、キス釣りと、父のバイクの後部座席に乗せられて行ったのを覚えています。
フナ釣り

※写真はイメージです
当時は自宅に近い田んぼの間を流れる農業用水路で真ブナがよく釣れました。水路の幅はほんの1.5m程度かもしかしらもっと狭かったかと思いますがもう記憶は定かではありません。水深も多分今の私のひざまでもなかったんじゃないかな。ほんの小さな用水路でした。こういう用水路にはメダカもいたようで、父が時々網でとってきて佃煮にしてくれました。苦みのある大人の味で、魚の違いからくるのかわかりませんがカタクチイワシの田作りと違ってあんまり固くなくて少しサクサクするような歯ざわりでした。小さい頃の私も嫌いじゃなかったですね。
さて真ブナ釣りです。延べ竿に結ばれた道糸をゴム管に通し。ゴム管に玉ウキを刺して固定、道糸の末端にハリの結んであるハリスをループトゥループでつなぎます。当時はハリスとハリを買って結ぶというより、予め結んであるものを買って使っていました。必要に応じてガン玉をうちます。餌はミミズで、そこらを掘ればとれたので自分でとってきたり、釣具屋さんで買ったりしていたと思います。確かサシを使ったこともありました。サシとはウジのことです(汗)。これも釣具屋さんで活きのいいのが売ってました。
ウキ下は想像される水深よりちょっと短かい程度に適当に調整してたと思いますが、それでも釣れました。決して難しい釣りではなく、子どもの私が一人でも十分釣れる簡単なものでした。ちょっとした流れの変化のある場所を見つけて、その少し上流に仕掛けを投入して流れに乗せていくと、ウキが最初にピクピクッとそしてググーッと水中に引き込まれます。竿を立てると魚のグングンという引きが述べ竿を通して伝わってきます。延べ竿でのこの釣りは、今仕事としてやっている船釣りにはない面白さがあります。ドラグや電動巻きの助けがないんですね。竿と糸と自分の身体だけです。ランディングのタイミングと場所も自分で決めます。この経験が後々の色んな釣りでのファイトの感覚に役に立ったような気がしています。魚が疲れてきた頃合いを見て竿で抜き上げて、水路際の草の上に乗せハリを外します。釣りあげたフナは魚籠に入れておき、最後にまとめて放してやりました。
未だにこのフナの引きを忘れることはできません。釣りはフナに始まりフナに終わるとも昔は言いました。時折ふとまたやってみたくもなりますが、私がフナ釣りをしていた辺りは現在は企業団地になっていて、もう私の田舎では難しいかもしれません。私の小さい頃は住宅地の自宅近くでさえ護岸されていない小川が流れていて、夏になるとうちの庭にまで蛍が見られたこともありましたが、もうそんなことはあり得ないでしょうねえ。
当時見た父の釣り雑誌には、真ブナ釣りは載っていなかったように思います。載っててもヘラブナ釣りでしたね。ヘラブナ釣りは、ミミズなんかじゃなくて植物性の人工の餌を独自に配合して作ります。アタリは非常に繊細です。型も平均的に真ブナよりも大きいです。真ブナ釣りのプロは多分いないと思うけど、ヘラブナ釣りにはプロがいます。釣り友達にヘラブナ用の竿を使ってる子がいて「かっけー」と思ってました。(調子や持ち手部分の作りがちょっと違う。)子ども心に真ブナ釣りよりもヘラブナ釣りの方が難しくカッコよく高級な感じがしていつかやってみたいと思っていました。が、今もそれは果たせていません。
ハゼ釣り
ハゼ釣りは、港の中の底が見えそうなくらいのほんの浅瀬でやってたように記憶しています。タックルも仕掛けも鮒釣りと同じような延べ竿での単純なものです。餌はジャリメかアオイソメを使っていたような気がします。
これも簡単な釣りでした。引きの強さはフナにはまったくおよびませんが、玉ウキがピョコピョコと動いて水面に波紋がひろがるかわいいアタリが出るとうれしかったですね。ハゼ釣りは大人になってからもたしか旧江戸川だったかな…数度楽しみました。

※写真はイメージです
フナ釣りよりもいいところは、何よりも持って帰って食べて美味しいということでした。よく天ぷらや唐揚げを作ってもらって食べていました。余談ですが、父が釣り好きなことで食卓にはよく魚が並びました。しかし子どもの頃は煮付けとかあんまり好きではなく、夕飯にスズキの煮付けとか出てくると、言葉にはしませんが「またか…」と少々ガッカリでした(笑)。今考えると贅沢なものです。イワナやヤマメの塩焼きもよく食べましたが、正直なところそんなに美味しいとは思いませんでしたね(汗)。後年大人になってからイワナの骨酒というものを飲んでみて、こんなに旨みがあるのかと驚いたほどです。
そう言えばさらに余談ですが、私の好きな「3月のライオン」という漫画の中に、主人公たちが東京の河川でハゼ釣りをする話があります。その中で友人の女性がイソメを怖がるというシーンがありました。その気持ちすごくわかります。目がなくて異様な形をした口だけがあり、指でつまむとくねくねと暴れて、指を噛もうとするような体勢になるんですよね。私も半分ビビりながらも(今もちょっとだけそうです)、釣りたい一心でハリに餌をつけていましたね。
キス釣り
そしてキス釣り。正確にはシロギスです。早朝朝マヅメが最上の釣り頃タイムなので、まだ暗い内から父のバイクの後部座席に乗ってポイントまで向かいました。1時間くらいだったでしょうか。父が後日語ったところによると、私がバイク上でよくこっくりこっくりと居眠りを始め、落ちないように必死で支えたこともあったそうです。おかげさまで何とか大きくなりました。
ポイントは基本的に砂浜です。砂浜から遠投したり、砂浜から歩いて渡れるテトラポッド帯に乗って投げたり(今改めて考えると結構危なかったですね)、父が手漕ぎのゴムボートを買ってからはボートで少し沖目に出てちょい投げして釣ったりしました。投げ竿にスピニングリール、そしてジェット天秤に3本バリくらいの市販の仕掛けをセットし、ハゼ釣りと同じくやはりイソメ類を餌にしました。私も短めの投げ竿を父にもらい、一丁前に沖に向かって遠投して釣っていました。遠投したあと、少しづつ竿先をゆっくり動かしては止め、ゆっくり動かしては止めて、手前に向けて探ってきます。
シロギスは小さい割にアタリが明確です。竿先がガクガクッと震えるのですぐわかります。鯉釣りみたいに竿掛けにかけて竿の先端に鈴をつけてアタリを待つこともありました。当たると鈴がリンリンと鳴ります。リールを巻いて寄せてくると、1匹のこともあれば、一度に2~3匹かかってくることもあります。まずまずいい型が釣れました。キレイでスマートで「砂浜の女王」とも呼ばれる魚です。キスは天ぷらで食べていました。これは美味しいですよね。
※写真はイメージです
キス釣りをやっていると外道にカレイが釣れることもありました。早めのテンポで探った方がカレイでなくキスが釣れる可能性が高いようだったので、カレイというのはあまり動かず底でじっとしているタイプの魚なんだろうなと想像していました。ところがこうゆう丸でカレイ釣りをやり始めた頃、小女子の群れについてるカレイがバタバタと釣れるさまを見てビックリし、その後小さなカタクチイワシについているカレイが釣れたこともあって、だいぶ印象が変わりました。その時は口からベイトを吐き出したんですよね。実は結構アグレッシブな魚だったんですよね。
ところでボーンフィッシュって知っていますか?大きさはシロギスが突然変異で巨大化したような魚で、ヒット後の強烈な突っ走りが魅力の魚です。大きさはともかく姿がシロギスに似てるんですよね。シロギスの体に似合わないアタリを見ると、こういう体形は引きが強くなるのかなとふと思ったりもします。ボーンフィッシュもいつかは釣りたいと思っていたけど、いまだに実現していませんねぇ。
中学生くらいまではこの竿とリールが私のマイロッドで、川だろうが池だろうが海だろうがどこでもほとんどそのタックルでやってました。そう言えば…また脱線です…どこでそんなアイデアを得たのか忘れてしまいましたが、スーパーの肉屋さんに突撃して肉をさばいた後の臓物をもらってきて(釣りのためにはそんなことやってたんですね(苦笑))、それをカゴに入れて川で遠投してウグイを釣ったりなんてこともしていましたね。匂いの効果ってすごいんですよ。マイロッド1本でやりたいことをやりたいようにやって、楽しかったですよ。

















