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おすすめ選択肢は3つ
釣りの経験のない親御さんがこどもを初めて釣りに連れて行く場合、私がオススメするのは釣り堀(管理釣り場)、堤防小アジ釣り、船釣りの3つです。 簡単で入門しやすいかもしくは教えてくれる人がいる釣りを選びました。釣れる魚、ご予算などにそれぞれ違いがあります。この中からご家族に合うものを探してみましょう。
釣り堀(管理釣り場)
釣り堀の概要
ヤマメやニジマスなどの淡水魚を釣る釣り堀に行きます。フナやコイなどを釣る釣り堀もありますが、意外に難しいですし基本的に食用でないのでここでは除外します。海の釣り堀もありますが料金が高めなのでこれも除外します。
釣り堀の費用(竿1本もしくは一人辺り)
道具レンタル・餌・数匹の持ち帰り込み1~2時間で2千円前後(場所によって異なる)。初期投資はないですがその都度そこそこの費用がかかります。 道具や餌はすべて借りることができますので、魚を持ち帰る場合はクーラー(発泡箱でもOK。小型で十分)と汚れてもいいタオルは用意しましょう。 タオルは釣れた魚からハリを外す時に危険のないようしっかり魚をつかむためのものです。クーラーには氷が必要です。コンビニの氷でもいいです。
釣り堀の対象魚
ヤマメ、ニジマスなど。30cm弱から大きいのは50cm以上も。
釣り堀の難易度
非常に簡単な釣りであるし教えてもらうこともできます。つきっきりは無理ですがわからない事を教えてもらう位は大丈夫。
釣り堀の楽しさ
釣れる可能性は最も高いですし引きもそこそこ楽しめます。 しかし単純なだけに何度も行けば飽きてしまうと思うので、その先は海釣り等に移行するか、釣り堀でルアーやフライにチャレンジする事になると思います。 その場で料理してもらえるところもあります。
どんな釣り堀がいいのか
管理釣り場(釣り堀)はルアーやフライ専門のところもあります。これらは敷居が高いので餌釣りをやってるところにしましょう。 ルアーやフライをやっていて餌釣りもOKの場所もありますのでそういうところでもいいです。できればその場で料理をお願いできるところ、雨天でも釣りが楽しめるところならその方がいいですね。
例えばこんなところです。ヒスイ峡フィッシングパーク。フィッシングレジャーセンター北川遊魚。などです。
堤防小アジ釣り
堤防釣りの概要
漁港内の比較的安全な場所でサビキ釣りをします。
堤防釣りの費用(竿1本もしくは一人辺り)
道具の初期投資が数千円、後は毎回コマセ代仕掛け代数百円~千円程度。 その他に必要なものはあとで詳しくご説明します。
堤防釣りの対象魚
とりあえず最初は小アジを狙ってみましょう。5~15cm位。
堤防釣りの難易度
釣り自体は簡単ですがやり方を自分で勉強する必要があります。(『堤防小アジ釣りの楽しみ方』で説明しています。)自然相手なので釣れない可能性もあります。まれに毒魚が釣れることもあるので注意しましょう。サビキはハリがいっぱい付いているので気をつけてくださいね。
堤防釣りの楽しさ
小アジ狙いの場合群れているので釣れるならアタリは非常に多いです。入れ食いになることもあります。ですが魚が小さいだけに引きはあまり楽しめませんし、数が多く釣れても総重量は多くはないでしょう。




船釣り
船釣りに関して詳しくは下記の関連記事をご覧ください。
船釣りの概要
釣り船に乗って海水魚を釣ります
船釣りの費用(竿1本もしくは一人辺り)
レンタル料・乗船料で1.2~1.5万円+餌コマセ代千円ちょっと位。
船釣りの対象魚
マダイ、アジ、イナダなど。大物の期待も。
船釣りの難易度
やや難しく道具も重いのでせいぜい小5位からでしょう。船長にやり方を教えてもらえます。自然相手なので釣れない可能性もあります。船酔いがちょっと心配。
船釣りの楽しさ
引きが楽しめる。魚が美味しいです。
釣りの危険
釣りを始める前ににまず何が危険かをこどもに説明しましょう。
まずはハリ。自分や周りの人にハリを刺さないように注意が必要です。特に気をつけるポイントは3つ。①魚を釣りあげて釣り針を外す時に魚が暴れると手にハリが刺さるかも知れません。 汚れてもいいタオルを持って行き、それで魚のアゴ付近をしっかりつかんでから釣り針を外しましょう。 ②魚がかかって釣り上げる時に仕掛けを振り回して近くの人にハリが刺さらないように気をつけましょう。 ③ポイントを移動する時など竿を持って仕掛けをプラプラさせながら人のいるところを歩いたりしないようによく注意しましょう。
海ではヒレに毒トゲのある魚が釣れることもあります。知らない魚は取り扱いに気をつけてください。堤防ではアイゴ、ハオコゼなどが可能性あります。ヒレに触れないようにタオルでそっと持つか、魚バサミ(釣具屋さんに売ってるトングのようなもの。ただこれはあまりに小さい魚はつかめない。)を持参されるといいです。
そして落水。小さい子からは目を離さないようにしてください。船や堤防では少なくともお子さんはライフジャケットを着ける事をオススメします。