オキアミとは。アミ(アミエビ)とは。船釣りで使用する二種類のコマセの違いをご説明します。

オキアミとは・アミ(アミエビ)とは

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マダイ釣りやフカセ五目(ウイリー五目)で使う”コマセ(撒き餌)”には二種類があります。オキアミとアミ(アミエビ)です。 このページではオキアミ、アミそれぞれの特徴と使い方についてご説明します。

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オキアミとは

4cm前後の大きさのエビの形をしたプランクトンです。

通常は3kg位の四角い冷凍ブロックの形で販売されています。 これはコマセ用ですが、質のよいものならばこの中から形のいい粒を選んで付け餌にすることもできます。 付け餌用としてパックになって販売されているものもあります。

こうゆう丸ではマダイ釣り、フカセ五目(ウイリー五目)にてコマセとして、 または付け餌として使用します。

アミよりも沈下スピードがゆっくりです。

オキアミ写真画像

アミ(アミエビ)とは

1cm未満、数ミリの細かい大きさのエビの形をしたプランクトンです。

堤防釣りでも小アジ釣りなどでよく使われます。

通常はレンガの大きさ位の四角い冷凍ブロックの形で販売されています。 これは基本的にコマセ用です。堤防釣りでは付け餌として使用する事もありますが、 船釣りでは付け餌としては使えません。

こうゆう丸ではフカセ五目(ウイリー五目)の時に、オキアミに混ぜるか、 もしくはアミ単独で、コマセとして使用します。

オキアミよりも沈下スピードが気持ち速めです。

アミ写真画像

オキアミ・アミの解凍について

オキアミもアミも購入時にはガチガチに凍っているので、解凍して使用します。 融けるまで時間がかかるので、乗船したらまず解凍をやりましょう。

通常、袋ごと海水(オケにはっておく)に漬けて解凍します。ある程度とけたらコマセ用のバケツに中身をあけます。 あけた後のプラ袋はすぐ洗えば簡単にキレイになります。後で臭くならないのですぐやってしまった方がいいですよ。

冬は袋ごと海水に漬けても解凍に少し時間がかかります。そういう時に簡単で割りと速く融ける方法があります。 オキアミの袋の角を少し切って穴を空けます。その穴に船の循環パイプのホースを突っ込んで水を注入し続けます。 これだと流水が当たるので比較的融けやすいですよ。ただしアミは流れ出てしまうのでダメです。オキアミだけです。

また、オキアミなら袋から出して、ホームセンターや釣具屋さんで市販されている細かい目の袋網の中に入れて海水に漬けるとこれも早く解凍できます。オケに水を張ってそれに漬け込んでもいいですし、早めに港に着いたら網ごと直接海中に入れてしまい網にロープをつないでビットに結んでおけばとても早く解凍されます。市販されている袋網は下の写真のようなものです。3kgオキアミブロックを2つ位入れても大丈夫な大きさです。

オキアミを融かす袋網写真画像

とけずに困ったらナイフ等できざんでもいいですが、凍ったままのコマセは水中で沈まずに浮いてしまう事があるので、あんまりオススメはしません。

釣具屋さんによっては予約しておけば事前にある程度解凍しておいてくれるので楽です。但し融けたコマセは売り物にならなくなってしまうため、 荒天などによって釣行が中止となった場合は早めに釣具屋さんにキャンセルの連絡をしましょう。

前日にコマセを購入した場合、夏なら早く融けるので翌日までクーラーに入れておいた方がいいでしょう。 冬はなかなか融けないのでクーラーに入れずに野ざらしにしておいた方がいいです。但し融けた汁が漏れて車内を汚さないようにご注意ください。

オキアミが黒く変色する

オキアミは(特に夏場など)黒く変色することがあります。これは腐ったわけではありません。オキアミ自身が持つ消化酵素の働きによるものです。 食いが落ちるという人もいますが、私は明確にそう感じたことはありません。ただ色合いの関係でできれば付け餌はきれいな色の方が視認性がよくていいとは思います。

変色をなるべく防ぐにはいくつか方法があります。

コマセカゴやビシには種類がある

コマセカゴやビシは、オキアミ用、アミ用、オキアミ/アミ兼用と種類があります。 穴の大きさ等が違いますのでご注意下さい。

こうゆう丸ではマダイではオキアミ、フカセ五目ではアミを使用します。マダイとフカセ五目のリレー釣行の時にオキアミ用のコマセカゴやビシしかないお客さんも大丈夫です。 フカセ五目の時にアミとオキアミを混ぜていただければそのビシで問題なく釣りができます。

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