船釣りで、餌取りが多いときの対策をご説明しています。餌がなるべくとられないようにするための方策。餌がとられる事を前提に釣りを組み立てる方法。

餌取りが多い時の対策

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餌取りとはなにか?

餌取りとは、本命の魚よりも先に付け餌を食べてしまう、釣りの邪魔をする魚のことです。 ウマヅラなどは、釣り人がまったく気付かない内に餌を持っていってしまう餌取り名人です。 特にマダイ釣りでは餌取りは非常に厄介な存在です。

以下では、エサをなるべくとられないようにする方法、餌をとられるのは仕方がないとして、 その状況でいかに釣れる確率を高めるかについて、一般的な対策をご紹介します。

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餌をとられる可能性をなるべく低くする

餌をとられる事を前提に、釣れる確率をより高める

境目を攻める

餌取りのいるエリアと魚の反応がまったくないエリアの境目を意識して攻めるとうまくいく事があります。

タテの境目

餌取りの反応の上、5m程度の範囲を意識して攻めてみます。やり方としては付け餌が餌取りの反応の中に入りそうになったら、 少しづつ誘い上げながらタナを上げていく、もしくは初めに付け餌が餌取りの反応の最上部の5m程度上になるようにしてタナ取りしておきそこから徐々に落とし込んでいきます。

エサ取りの反応の少し上を攻めてみる画像

探見丸があれば餌取りのタナはわかりますが、ない方はタナを変えたり二本バリ仕掛けをつかったりして付け餌のとられにくいタナを探っていきます。

ヨコの境目

船を流し始めてから餌取りのいるエリアに入っていく直前、魚の反応が底に出始めたそのエリアを集中的に攻めます。 誘いを駆使して積極的に攻めてください。当たらなければ広めにタナを探ってみてください。

エサ取りの反応の手前を攻めてみる画像

探見丸がない方は、流し始めのしばらくは集中的に攻めてみてください。船がまったく同じ所を繰り返し流しているならば、 流し始めてから誰かに当たるまでの時間が分かれば大体の見当をつけることもできます。

時間の境目

船を流し始めてから餌取りが出てくるまでの間、特に何らかの魚の反応が出始めた瞬間を集中的に攻めます。 攻め方はヨコの境目と同様です。

エサ取りの群れを通り過ぎた後を狙う

エサ取りが多い時は基本的にマダイの活性は低いのですが、それでも若干の活性が残っている場合や徐々に活性が上がりつつある場合、 マダイはコマセにつられて船の移動についてくることがあります。 そうするとエサ取りの群れを通り過ぎた時にマダイの反応だけが残ることになります。エサ取りのグチャグチャした反応が薄まって、低層付近にポツポツと反応が残ったり、 その反応が上下に動いてコマセを捕食しているようなら、是非誘って攻めてみてください。

餌の取られ方に注目する

付け餌の状態

オキアミの頭だけとられる場合、これは餌取りではなくマダイの仕業である事が多いです。 オキアミやハリを小さくするなどマダイが吸い込みやすいように工夫します。

何のアタリもないのに餌が丸々キレイになくなっている場合、これはウマヅラやフグなどの餌取りの仕業である事が多いです。

オキアミの外殻だけ残って中身が吸い取られたような状態の場合、小さいイワシのような魚にやられた可能性が高いです。

ハリごとなくなっている場合、強い引きがあって切れたのなら別ですが、 気づかない内にハリごと取られた場合はフグが原因であることが多いです。

餌がとられる場所

2本バリ、3本バリの仕掛けを使っていると餌取りの状態を推測する材料にできます。

上バリは取られて下バリは残っているなら、餌取りはいるもののチャンスは十分ありそうです。 タナかもしくはタナ下を意識して探ってみます。

下バリは取られて上バリが残っているなら、タナ上を意識して探ってみたらいいかも知れません。 タナ上から少しづつ落とし込んでみてもいいでしょう。

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