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投入器とは何か
イカ釣りの仕掛けを簡単にすばやく投入するための道具です。
上の写真のように船べりに立てかけて使います。予めプラヅノを一つづつパイプに入れておきます。船長の投入合図とともにオモリを前方上方に投げると、 プラヅノが一つづつ順番に引っ張られて発射されて、すばやく仕掛けが投入できます。
こうゆう丸でもいくつかレンタルの投入器(パイプ5本)をご用意しています。
投入器はあると便利な道具ですが、なくてもマットがあれば問題なく釣りはできます。 少々投入に時間がかかるだけです。
下は今までマットでずっと釣りをされていて、この時初めて投入器を使ってムギイカ釣りをされたお客様からいただいたコメントです。
今回、初めて投入機を使いましたがトラブルもなく手や指に針が刺さらず、とても快適でした。冬のヤリイカでも快適な釣りが出来そうです。
マットでも、不慣れな人も落ち着いてやれば手にハリを刺すようなことは少ないと思いますが、投入器の方がより安全ではあるかも知れません
投入器の使い方
投入器はどこに置く?
竿の左側でも右側でも自分のやりやすい方に置いてください。 竿と投入器の間に自分の体が入れる程度の隙間を少しあけておくと使いやすいです。
プラヅノの収納の仕方
上のプラヅノから順に、竿に近い方のパイプから入れていきます。オモリが一番外側になります。
ブランコ式の仕掛けの場合はプラヅノをカンナ(ハリ)が下になる向きで入れてください。 直結仕掛けの場合はカンナが上になるように入れてください。 理由はプラヅノが射出される時に引っ張られる方が上になるようにするためです。
収納したら投入器を揺すってできるだけプラヅノがパイプ内で最大限下に落ちるようにしてください。 投入器の先端から幹糸がはみ出してフワフワしていると、投入の時に仕掛けが絡んでしまうからです。
パイプの本数がプラヅノ数より少ない場合、収納できないプラヅノが出てしまいます。 収納できないプラヅノが1本だけならオモリ側(下側)のプラヅノを余らせた方がいいかと思います。 二本余るなら一番上の一本と一番下の一本をそれぞれ投入器の左右で余らせたらいいと思います。
仕掛けの投入
- リールのクラッチを切ります。道糸をキーパーに引っ掛けている場合は外してください。
- オモリを斜め上方向に数m先に着水するように投げます。 基本は正面に向かって投げますが、トモやミヨシの方は人のいない方に斜め方向に投げた方がよりいいです。 すぐそばの海面に落とさないようにしてください。プラヅノが竿や道糸に引っかかる可能性がありますので。
投入器を使ったイカ釣りの様子を動画でご覧ください。
必要な投入器の仕様
こうゆう丸のイカ釣りでは、パイプ数7本あれば十分です。長さは1mはあった方がいいと思います。 それより短いと幹糸がパイプからはみ出してふわふわしてしまい、投入の時にプラヅノがそれを拾って仕掛けが絡むからです。
アルミ素材のものが丈夫で軽くて便利ですが高価です。自作される方は塩ビパイプを使っている方が多いです。 塩ビパイプだと数年使うとどこか欠けたりすることもありますが、まあ多少なら欠けても支障はありません。
このページの最初の写真はお客さんが自作されたものです。この写真ではパイプの先端を斜めにカットされていますね。プラヅノを入れる時に入れやすいようにという配慮だと思います。 カットしなくても全然問題はありません。 可能なら金具の位置辺りにフェルトなどを貼り付けて、ちょっとした時にプラヅノを引っ掛ける事ができたり、またオモリを置く場所などがあるとより便利です。
下の写真もお客さんが自作されたものです。カーポート用の雨樋を加工したものです。 四角いので塩ビパイプよりも簡単にまとめて接着できます。
これもお客さんが雨樋で自作されたものです。こちらのお客さんによると風がある日はズレたりするので、 木枠とかつけて少し重くした方がいいかも知れないということです。