船釣りでのマダイ釣り(真鯛釣り)で「仕掛けを自作できない。市販の仕掛けで釣りたい」方のためのアドバイス。

コマセマダイ市販の仕掛けで釣りたい

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仕掛けを自作できない場合の問題点

色んな事情で仕掛けを自作できない方はおられます。 もちろん市販の仕掛けでも釣れないわけではないのですが、 いくつかの問題点もあります。

  1. ハリスの傷みなどがあっても、そのまま使い続けることになりやすい。
  2. その時々の状況に合わせて仕掛けを変えていく事ができない。
  3. 製品によりますが、よれて手前マツリしやすい。

以下、それぞれの問題点について(できる範囲で)対応していく方法について いくつかご紹介したいと思います。但し、あくまでも自作が一番であることは ご承知置きください。

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ハリスの傷みに対する対処

仕掛けは魚と直接接する部分であり、常に自信を持って使える状況にしておかなければ、 いざ大物が来た時にハリス切れという事態を招いてしまいます。 魚の歯でハリスに傷がついたり、あるいは魚の引きで結び目が弱ってきたら ハリを結びなおしておく必要があります。

そうでなくとも、歯の鋭いサワラなどによってハリスを切られる事はよくあります。 その度に仕掛けを変えていたのでは勿体ないです。

「外掛け結び」というハリの結び方を覚えて、マメにハリを結びなおすようにして下さい。 この結びは一番かんたんなのですぐに覚えられると思います。 やり方はネットで検索すればいくつもヒットすると思いますよ。

目が悪くて結べないという方は、ハリ結び器をお使いになればいいと思います。

スペアのハリも用意しておきましょう。マダイバリ8~10号位があればいいです。

あと、オマツリ等でハリスがパーマになってしまったような場合は、 もうその仕掛けは捨てて新しい仕掛けに変えるようにして下さい。

仕掛けを変えていく事ができないことへの対処

上手な人は、その時々の魚の状況に合わせて仕掛けや釣り方を変えていきます。 だから釣れる可能性が高まるわけです。仕掛けが1種類しかなければ 攻め手のバリエーションが少ないために釣れる可能性は狭まってしまいます。 そこで考えられる対策をご紹介します。

仕掛けの種類を多数揃える

市販の仕掛けでもいろんな種類があります。いくつか種類を用意しておけば その日にあった仕掛けがあるかも知れません。

最低限見るべきポイントは仕掛けのバランスです。 ストレートの仕掛けか2段テーパーもしくはそれ以上のテーパーかどうか。 同じテーパー仕掛けであっても中オモリ(中間スイベル)の重さがどの位か。

初心者の方は2本バリはやめておいた方がいいでしょう。手前マツリしやすくて デメリットの方が大きい気がします。1本バリで十分です。

できる範囲で仕掛けを改造する

市販の仕掛けはハリが大きいものが多いので、小さめのハリに変えてみるのも手。 マダイバリ8号位を別に用意しておいて、状況に応じて変えてみる。

ガン玉を使って仕掛けのバランスを変えてみる。色々な重さがあればいいですが とりあえずは「B」と「2B」でしょうか。使い方は「重い仕掛け軽い仕掛け」のページを 参考にしてみて下さい。

アクセサリを変えてみる。市販の仕掛けはピンクの夜光玉が多いので、 緑の夜光玉やスワロフスキー、シェルビーズ等を用意して変えてみるのも手です。 ハリを結びなおせるようになると、アクセサリの交換も可能になります。

クッションゴムを連結して長くしてみる。但しこれは船長に確認をとってからやって下さい。

実際の釣行における仕掛け改造の一例

ハリスは15mで、一般によく釣具屋さんで見かける二段テーパー仕掛けを購入した場合です。 (上ハリス6号9mに下ハリス4号6mを極小スイベルで接続したもの) 3~4月位の釣行を想定します。

市販のマダイ仕掛けを改造する方法
改造1

この時期の仕掛けはやや重めを基準と考え、予めガン玉2個を装着します。 とりあえず位置はスイベルの上3mと下2mの2ヶ所としました。

改造2

改造1でやってみたところ、魚が浮いてはくるもののなかなか当らない もしくはアタリが出ても乗らないので、ハリを軽いものに変えてみる。

改造3

造1でやってみたところ、魚の浮きが悪くなかなかアタリが出ない。 そこでハリの2m上辺りにもう一つガン玉を装着してみる。 もしくはもう少し軽いパイプ状のシンカーをハリ上部に装着してみる。 もしくはクッションゴムを追加、連結してみる。

改造4

改造1でやってみたところ、魚の浮きが良すぎてアタリが出ない。 そこでタナからタナ上5m位の間を食いダナを探ってみる。 それでもダメなら、改造1のガン玉を外すか軽いもの変えてみる。 もしくは上ハリスの上部2~3mを切断してハリスの長さを詰めてみる。

※これらはあくまでも一例ですから、参考程度に見て下さい。

よれて手前マツリしやすいことへの対処

仕掛けが小さくコンパクトに巻いてあればあるほど、クセがつきやすく手前マツリの 原因になってしまいます。なるべく手前マツリをさせないようにする方法は、 「マダイの長ハリスを自分でオマツリさせない方法は」をご覧下さい。

あと、これはそれほど効果が期待できないかも知れませんが、釣行前に仕掛けを 一度抜き出し、軽く仕掛けをしごいてヨレをなるべくとった上で、大きな仕掛け巻きに 巻き直しておくという手も考えられます。「大きな仕掛け巻き」は、ダンボールを大きめに 切ったものや、市販の仕掛け巻きの特大サイズを使用します。