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ナイフ
魚をしめたり、血抜きをしたり船上で干物を作るときに魚をさばくのにも使えます。 ただ、ゆれる船上でナイフを使うのは危険もありますので、 初心者の方はハサミで代用してもいいのではないでしょうか。さすがにハサミで魚をさばくのには無理がありますが、まあ船上で魚をさばくことはあんまりないです。因みに船上干しにするイカならハサミでもさばけますよ。
お客さんの中で人気があるブランドはG・SAKAIです。長く使える高品質な製品を世に送り出しています。 特にサビに強いH-1という素材のものが人気あります。気軽に手の届く範囲の価格帯の製品も多いです。
G・サカイのナイフの中でも船釣りで使うのにオススメなのがサビナイフ9シャークレイです。(下写真) 独特の形状と抜群の切れ味によって、脳締め、血抜きをスムーズに行うことができます。 実際に使っているお客さんの評判も上々です。
ハサミ
魚の血抜きをしたり、仕掛けを作ったり、オマツリした仕掛けを切り取ったりするなど非常に用途が広いです。 血抜きにも使うなら大きめのものがいいです。ステンレス製のさびにくいものを選びましょう。 最初は100円ショップのものでも実用上問題ありませんが、やはりさびやすいですからいずれはいいものを買いましょう。
私のオススメはハピソンの『計測マルチハサミ』。 魚を締めるのもできます。慣れてない人にはナイフは危ないのでこちらがいいかも知れません。 フッ素加工で錆びにくいです。
魚の血抜き用にナイフを持っているなら、ハサミは大きいものでなくて構いません。 その代わりにPEラインでも楽にカットできるような切れ味のものがおすすめです。 普通のハサミだと腰のないPEラインは切りにくいのです。 パッケージを見ればPEライン対応ならそう書いてあるはずです。
私のオススメはサンラインの『ラインカットちゃん』。 私も使ってますけど、PEもスパスパ切れます。
プライヤー
魚に刺さったハリを外したり、仕掛けを作ったりする時に使います。 船釣り初挑戦という段階ならば100円ショップのラジオペンチでもいいです。 本格的に船釣りをするなら釣り用のプライヤーを購入しましょう。購入時のポイントは素材と機能です。
まず素材について。ステンレスやアルミなどの錆びにくい素材のものも選びましょう。ただし同じステンレスでも錆びやすさには優劣があります。 安価なプライヤーは品質の低いステンレスである可能性が高いです。なるべくそれなりの金額のものを購入されて長く使った方がかえってコストパフォーマンスはいいと思います。
釣り用のプライヤーは色んな機能を持っているものがあります。例えばこんな機能です。
- ハリを外す時にハリをつかむ基本の機能。魚の口の中を見やすくするために先端が少し曲がっているものもあります。先端がまっすぐな方が力は入れやすいのでこれは好みで選んでください。 またマダラやジギングなど大きいハリを使う釣りの場合は大きいプライヤーの方がグリップ力があっていいですし、 タチウオなど魚の歯が危険な釣りやジギングなどハリ数が多い釣りの場合は長いプライヤーの方が危険が少ないです。
- ハサミの機能。場合によってはPEラインを切断できるものまであります。
- ガン玉を潰したり、開いたりする機能。
- スプリットリングを開く機能。これはジギングには必須です。
自分の好きな釣りに応じたプライヤーを選ぶようにしましょう。
小物釣りのハリ外しの用途に特化するならフォーセップは細くてなかなか便利です。使っている方もよくおられます。 フォーセップとは手術に使う鉗子のようなものです。ハサミのような形状で先端でものをつかむ事ができます。 フライフィッシングでよく使用されます。
ハリ外し
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フィッシュホルダー(魚ばさみ)
魚をつかむ道具です。ハリを外したり、魚をオケやクーラーに移動する時などに使います。持ってなければタオルでつかんでもいいのですが、手を汚さず、ヒレで怪我する心配もないので、特に女性には便利だと思いますよ。
小型のギャフも同じ用途で使えます。口元やエラブタに引っ掛けて魚を運べます。
タックルボックス
モノが増えてくると収納を考えなければいけません。釣具メーカーのタックルバッグもいいのですが、 実際にお客さんの間で人気なのがドカットです。大容量で丸洗いでき、丈夫で座ることもできるし、安いのがいいです。
サイズは色々ありますので自分の釣りに適したものを選んでください。。 リングスターのホームページでご覧ください。 写真のD-4700(約27L)が一番見かけるような気がしますが、容量が足りなくてもう一つバッグを持ってこられる方もおられるのでD-5000(約38L)の方がいいのかも知れません。 D-6000以上になると低く細長くなって完全に工具箱になるんですね。使えることは使えますが使ってる人は少ないです。
ドカット専用として下の写真のようなレールシステムが他メーカーから発売されています。ロッドスタンドなどを取り付けることもできます。
加工が容易なのでお客さんによっては市販品のオプションを使わずご自分で改造されてる方もおられます。 上蓋にフックを取り付けて開けるのを容易にするだけでなく編み込みにも使えるように。 また横面にロッドスタンドを取り付けてる方もおられます。
ハリ結び器
慣れてる方は何をこんなもの…と思われるかも知れませんが、何と言っても冬の釣行には重宝するのです。 手がかじかんでうまく結べない事ってあるんですよ。これならそんな状態でも簡単に結べます。また元々結びが上手でない人でも しっかりした結びができますよ。外掛け結びより丈夫な内掛け結びというところがグッド。そうそう、あと、老眼が入ってきたら買いどきです。船長も実は…(涙)
デジタルスケール
要するにハカリです。大きいのを釣ったら船長に言えば帰港後に測って差し上げますが、 すぐにワタを抜きたい時などは船上ですぐに測りたいでしょう。そういう時は重宝します。
釣具屋さんや通販などでほんの数千円で手に入るものがあります。安くても私が使ってみた限りではそんなに測定誤差ないですよ。 トーナメントやるわけじゃなければ数グラムとか誤差があっても問題ないでしょう。
ただ防水機能がなくて水に弱いものが多いのでその点は気をつけてください。雨にどっぷり濡らしたり、 クーラーの水に浸かった魚を測定しようとして機器の一部が水に浸かったりすると、それだけで壊れることがあります。
魚を引っ掛けるフックの部分がうまく魚にかからなくて、測定しようとして魚を落としてばかりということもあります。 私はフックの下にさらにジギング用の大きいフックをぶら下げてそれに魚を引っ掛けています。 カエシはつぶしておいてくださいね。抜けにくいので。
100円ショップを活用しよう
実は100円ショップは船釣りに使えるアイテムの宝庫です。以下、具体例をご紹介しましょう。
- プライヤー。最初の内は100円ショップのでも十分です。先の細いラジオペンチを選択しましょう。
- ハサミ。これも最初の内は100円ショップのもので十分。
- トング。大きめでしっかりつかめる形状のものなら魚バサミ(フィッシュホルダー)として使えます。
- メジャー。手芸用品の辺りにあると思います。金属製でないので魚にも優しいです。
- おくすりケース。おくすりケースはハリやサルカンなどの小物を入れておくのに超便利です。
- スプーン。大きめのスプーンはコマセをビシに詰めるのに使えます。トングでもいいですね。
- ネイルコート。メタルジグを簡易的にコーティングできます。
- パズルマット。座席に敷いて安上がりのマットになります。2枚重ね位にした方がいいかも。
- ジッパー付きの袋やビニールケース。ジップロックみたいなやつです。仕掛けを保管するのに便利。
- 仕切りケース。プラスチックの仕切り入りケースは、そのまんまタックルケースとして使えます。
- ピンオンリール。ラインカッターや小型のハサミなど、よく使う小型アイテムを腰にぶら下げておくことができます。
- クランプ。ちょっと改造して竿のちょい置きを作ったお客さんがおられました。
- ネックピロー。早めに港に到着して仮眠をとる時に便利。
他にもこちらのページで便利なグッズを紹介していますよ。
本来女性アングラーのためのページなんですけど、男性にも有用な便利グッズを紹介していますので見てみてください。