このページの目次
- 仕掛けがスムーズに落ちていかない
- 仕掛けが落ちる時にリールが勢い良く回って道糸がグシャグシャになってしまう
- 仕掛けが絡んでしまう
- マダイ仕掛けの場合
- ウイリー仕掛け(フカセ五目)の場合
- ハリを手に刺してしまう
船釣りで仕掛けを海中に投入する際に起こりがちなトラブルとその対処法を解説。
リールのクラッチを切って、仕掛けを海に入れた、さあ釣るぞと思ったら、 仕掛けが落下していかない・もしくはとてもゆっくりにしか落ちていかない。 初心者の方にはよくある事です。原因がわかればたわいもない事なのですが、 大抵の方はよくわからずにリールの故障を疑ってしまいます。
道糸が竿に絡んでいないか、チェックしてみてください。特に竿の先端に絡んでいる時は、 パッと見でもわかりにくいのでよ~く見てみてください。 絡んでいてもゆっくりと仕掛けが落ちていく事もありますが、これを放置すると 道糸の摩擦で竿の先端が傷んでしまいます。最悪折れる事もありますので、おかしいと思ったらすぐにチェックしましょう。
仕掛けがどこかに引っ掛かっていないかチェックしてみてください。よくあるのはハリが船べりに引っ掛かっていたり、 コマセ用のバケツやバケツの金具に引っ掛かっているケース。 全然落ちて行かないので、リールから手で道糸を引き出す方もおられますが、 それをやるとたるんだ道糸が船のスクリューに巻き込まれる可能性がありますのでご注意を。
いわゆるバックラッシュという現象です。波がある時に起きやすくなります。 原因と対策は関連記事の方で詳しく説明しています。
初心者の方は投入の途中で仕掛けが絡まってしまうこともあります。自分の仕掛けだけで絡むことを「手前マツリ」と言います。
マダイ釣りの仕掛けは10m以上あるので、コツを知らないと絡みやすいです。絡んでしまった場合は…
しかし、そもそもコツを知っていれば、手前マツリはそんなに起きません。コツについては関連記事をご覧ください。
ウイリーはハリが多い分、絡みやすくなります。マグネットのシート(100円ショップで十分)を船べりに置いておき、 仕掛けを船上に上げている時はそこにハリをくっつけておけば絡みにくくなります。
特にマダイ釣りでは、ビシから先に投入して落としながらハリスを入れていき最後に付け餌を刺したハリを投入します。このハリを投入する時に手に刺してしまうことがあります。 ビシの重みがかかってしまいますから痛いです。これを防ぐには2つの方法があります。
ビシを落としながらハリスを入れていく時に、ハリのギリギリそばまで手に持っていたのではどうしても刺さりやすくなってしまいます。 船長はハリの1m以上手前でもうハリを船べりより外に出して手を離してしまいます。これ位余裕を持っていれば手には刺さりません。
ハリスが仮に12mだとしたら、リールのカウンタが10m位までいったら一旦クラッチをつないでビシの落下を止めてしまいます。 その状態でハリまで全部投入すればビシの重みがかからないのでハリは手に刺さりません。ハリまで投入し終えたら改めてクラッチを切りビシをタナまで落とせばいいのです。