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用語は50音順に並んでいます。
あ行
アタリとは
魚が餌を食べたり、ハリにかかったりしたのが、道糸を通して竿先の動きとして表れている状態。または竿を持っている手に伝わる感触。
アラとは
魚をさばいた後に残る、頭、中骨、腹骨をすきとった部分などのこと。要するに身以外の骨とその周辺。 魚料理になじみのない人は3枚におろしたらアラは捨てることも多いが、頭などは身がついているので料理すれば美味しく食べられるし、 アラからは美味しい出汁がとれるため汁物にも使われる。捨てずに料理するとその魚の美味しさをさらに楽しめる。 (アラという名前の魚もいるがここでは対象外とする。)
アワセとは
アタリが出た時に、魚の口にハリをしっかり刺し込むために竿を立ててテンションをかける動作。
一荷(いっか)とは
一度に複数の魚を釣り上げること。
糸ふけとは
道糸がピンと張っておらず、たるんでいる、または潮に流されている状態。
ウイリーとは
ハリに毛糸が巻いてある擬餌針を使った仕掛け。通常は吹流しの仕掛けです。
エアノットとは
釣りをしている最中(例えばキャスティングの時とか船上なら仕掛けを落下させている時とか)に、 PEライン(道糸)のたるみによって自然にできてしまった結び目のこと。
バックラッシュとは違います。バックラッシュはそれを直さないと釣りが継続できませんが、 エアノットは放置してもとりあえず釣りができるケースが多いため、発生を見逃してしまうこともあり得えます。
その部分はどうしても強度が低下してしまうので、すぐに直すか、場合によっては切断してしまった方がいいです。
餌取りとは
釣りたい魚よりも先に、いつの間にか付け餌をキレイに頂戴してしまう邪魔な魚のことです。
エダスとは
一つの仕掛けに複数のハリをつける場合、木の幹に相当する部分のハリスを幹糸、 幹糸から枝分かれして各ハリにつながる部分のハリスをエダスと言います。
LTとは
「ライトタックル」の略記です。
オマツリとは
仕掛けが絡まってしまう事。他のお客さんの仕掛けと絡んでしまう事もあるし、自分の仕掛けの中で絡んでしまう事もある。 自分で自分の仕掛けを絡める事を「手前マツリ」と言う。 絡み方が重症な場合は、早く釣りを再開するために、仕掛けをハサミで切らせていただく事があります。
か行
ガイドとは
道糸を通すために竿についている複数の穴のこと。
現在はSiCという素材が最も優れているとされている。摩擦が少なく、熱伝導率が高く、耐久性もある。
片テンとは
テンビンの一種で片テンビンの略。道糸とオモリとハリスを接続するアイテム。ハリスの接続箇所が1箇所のものが片テンビンで、 2箇所のものが両テンビン。ハリスが道糸に絡まないようにしたり、ハリスから道糸へ魚のアタリをうまく伝える役割をする。
外道とは
目的とする魚種以外に釣れる魚のこと。例えばマダイ釣りでは、本命はマダイ、外道はアジやイナダなど。
コマセとは
魚を寄せるためのまき餌の事です。こうゆう丸では、オキアミとアミの2種類を使用します。 オキアミというのは、付けエサにできる位の大きい粒のエビです。大体3kg位の袋で売っている事が多いです。 アミというのは、堤防等でサビキで小アジを釣るときに使うような、1cm未満の非常に細かい粒のエビです。 大体レンガ位の大きさのブロックで売っている事が多いです。
さ行
サルカンとは
道糸をテンビンに接続したり、ハリス同士をつないだりする時などに使用する金属製の小物。
潮目とは
流れの向きや水温の異なる2つの潮の境目のこと。
水平方向の潮目の場合は水面に潮の境目が見える。 風による波の立ち方や水面の反射などがその境目を挟んだ両側で異なって見える。またその付近に漂流物が多くかたまることもある。
垂直方向の潮目の場合は水面からは見えないが、仕掛けの落下速度が途中で変わったり、フカセ仕掛けが落下途中で道糸に絡んだり、 ジギング等において底から徐々に上げてくる時に途中から竿にかかるテンションが変わったりするような事象で判断できる。 2枚潮、3枚潮という形となって釣りづらくなることも。
仕掛けとは
広義には、道糸より下にある、オモリ・テンビン・ハリス・ハリ等の、水中に入る小道具をひっくるめてこう呼びます。 一般的には、ハリ+ハリスの部分のみを指してこう呼ぶ。
シケ(時化)とは
風が強く、波も高く、危険な海況のこと。
スプールとは
リールの一部分で、糸を巻いておく(巻いてある)筒状のパーツ。
スプリットリングとは
バネ状に丸めた金属のリング。メタルジグとフックを接続する時などに使う。スプリットリングを開くためのプライヤーを使って付け外しを行う。
平打ちタイプ(上からハンマーで叩いたように若干潰した形状)もあり、比較的頑丈です。
底ダチをとるとは
オモリを海底まで落とし、少しリールを巻いて、糸フケをとった状態にすることです。 その後さらにリールを巻いてオモリを底から離すことを「底を切る」と言います。
ソリッドリングとは
ジギングなどで使用する金属パーツである『小さい金属環』のこと。スプリットリングと違い開くことができないので非常に強力。
ソリッドリングには大きく2種類がある。一つはプレスリング。金属の板を打ち抜いて作った完全に継ぎ目のないリング。 打ち抜きリングとも言う。厚みのない過度に扁平した形状の断面だったり、打ち抜いた後に角をキレイに削れていないとリーダーやアシストフックのPEに 負担がかかる。
もう一つが溶接リング。ワイヤーを円形に曲げて溶接したもの。ワイヤー断面が円なのでリーダーやアシストフックのPEに対する負担が少ないが、 溶接部分がなめらかに処理されていないとそこは負担になる可能性がある。溶接部分があるため完全な真円ではない。
た行
タナとは
船釣りで狙う水深は数m~数百m。その中で狙う魚がいる水深に合わせて、仕掛けを水中に送り込まなければならない。 その水深をタナと言います。「水面から下へ何mの位置」という表現をする事もあるし、「海底から上へ何m」と表現する事もあります。
釣果(ちょうか)とは
釣りに行って、実際に釣れた結果・実績のことです。魚種、サイズ、匹数などで表します。
釣行(ちょうこう)とは
文字通り、釣りに行くことです。
調子(ちょうし)とは
竿の曲がり方の種類のことです。9:1調子が一番固くて、8:2調子、7:3調子、6:4調子、5:5調子とだんだん柔くなっていきます。 9:1調子の竿は負荷をかけてもほんの先の方しか曲がらず、5:5調子は胴のところまで柔軟に曲がります。 9:1~7:3を先調子、6:4~5:5を胴調子(またはムーチングアクション)とも言います。 先調子の竿は、微妙なアタリを感じたり、手持ちでエサを動かして誘うような釣りに適します。 胴調子の竿は、魚の食い込みを重視する釣りや、置き竿で静かに釣るような場合に適します。
釣りたいオーラとは
目的の魚を釣りたいという気持ちが精神エネルギーとなって体から放出されている状態。 オーラに対して魚は非常に敏感であり、一般的にはオーラの強さと釣果は反比例の関係になりやすい。
テーパー仕掛けとは
マダイの仕掛けでよく用いらる、太いハリスと細いハリスを組み合わせた仕掛けです。 こうゆう丸で販売している仕掛けは10mの場合6号6mと4号4mをつないだテーパー仕掛けにしています。 こうすると魚の歯等でハリスが傷ついた時にも、先端の4mだけを交換すればいいので経済的です。 またハリスのつなぎ目に重めのスイベルを使う事で、意図的に仕掛けを沈め気味にしたりもできます。
胴突き仕掛けとは
一番下にオモリがつながる形の仕掛け。通常鯉のぼりのように複数のハリがつながっている。サビキも胴突きの一種。
ドラグとは
大きい魚がかかって強く引っ張られた時に、糸が切られないようにするためのリールの機能です。 ある程度以上の力で引っ張られた時に、リールがじわじわと逆回転して道糸が引き出される事で、糸が切られる事を防ぎます。 どの位の力でドラグが作動するかは予め調整する事ができます。いつ大物が来るかわかりませんから、 ドラグを目一杯しめた状態で釣ってはいけませんよ。
より詳細の解説はこちらの記事をご覧ください。 → リールのドラグについて
な行
根がかりとは
海底の岩等に仕掛けが引っかかってしまう事。
は行
バックラッシュとは
両軸リール(ベイトリール、電動リールなど)で発生します。
キャストや仕掛けの落下時に、スプールの回転が道糸の出よりも早くなってしまい、 スプールのところで糸がぐしゃぐしゃに絡まってしまう現象です。 直さないと釣りが継続できません。
スプールの回転が速くなりすぎないように、リールのブレーキ機構を調整したり、 親指でブレーキをかけたりして防ぎます。
エアノットとは違います。
より詳細の解説はこちらの記事をご覧ください。 → バックラッシュについて
バットとは
竿の根本の部分のこと。
またはグリップの部分をバットと称することもある。
ばらすとは
せっかくかかった魚を、船に取り込むまでの間に、取り逃がしてしまう事です。
ハリスとは
仕掛けの先端の、ハリを結んでいる糸の事です。
ビシとは
オモリが仕込んであるコマセカゴの事です。写真は左がステンレス製、右がプラスチック製のビシ。
フカセ仕掛けとは
胴突きのようにハリスの下にオモリがつくのではなく、テンビンを介してハリスの上にオモリがある形の仕掛け。吹流しともいう。
ブランクとは
竿の(ガイドとグリップを除く)棒の部分。
ベイルアームとは
スピニングリールについている部品。ハンドルを回すとベイルアームが回転して糸を巻き取る。
糸を出す時(投げる時とか、釣りの準備をするのに糸を引き出してガイドに通す時など)はベイルアームを手で開く。
ポンピングとは
魚がかかってリールを巻いてくる時に、竿を持ち上げて魚を浮かし、 次に竿を下ろしながらその分の糸を巻き取るという動作を繰り返し行うやり方。 上手にやらないとばれやすいので、初心者の人にはあまりおすすめしていません。
詳細は下記の記事をご覧ください。
ま行
道糸とは
リールに巻いてある糸の事です。道糸の下に仕掛けがつながります。仕掛けの糸はハリスと呼びます。 ハリスは魚に直に接しますが、道糸は通常魚から見えない位置にあります。船釣りの道糸は通常PEラインを使います。 PEラインとは、ポリエチレン繊維の糸を編み上げたものです。
向こうアワセとは
自分でアワセの動作を行わなくても、魚が勝手にハリがかりしてくれること。 魚種やその時の状況により、アワセを入れるとかえってばれやすく、むしろ向こうアワセにした方がばれにくい事もある。
もたれとは
アタリの一種。波の上下や釣り人の竿の操作などで、竿がゆっくり持ち上がる時に、ほんのわずかに竿先だけが残ろうとする状態。
や行
雪代(ゆきしろ)とは
雪解け水のこと。能生近辺では3~5月位に雨や気温が上がった時などに、周辺の川から大量の雪代が泥水となって海に流入する。 6月でも高い山には雪があるので雪代は存在すると思うが影響は軽微。雪代が大量に流入すると海水温が大きく低下するため、魚の活性が著しく下がることがある。 この時期の強い濁りは雪代が入ったと思ってほぼ間違いない。 特にマダイ、アジ、カレイなどが強く影響を受ける。
ら行
リリースとは
釣った魚を生きた状態で元気に海に帰してあげる事です。
レベルワインダーとは
両軸リール(ベイトリール)についているガイド状の部品。レベルワインダーには予め糸を通しておく。ハンドルを回すとレベルワインダーが左右に動き、スプール上に糸が均一に巻かれるようになる。
わ行
ワンピースとは
途中で継ぎ目のない一本ものの竿。またはグリップの部分でジョイントされる竿。強度や曲がりなどの面は理想的であるが、 長いまま分割できないので持ち運びに不便。竿の途中で1ヶ所ジョイント部分があり、二本継ぎになっている竿はツーピースという。