船釣りで道糸(PEライン)が切れる高切れの原因とその対処法を解説しています。

道糸(PEライン)高切れの原因と対処法

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本記事はこうゆう丸での釣りを前提に書かれています。他の条件下では通用しない内容もあるかも知れませんのでご注意ください。

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高切れとは何か

高切れとは、道糸(PEライン)が高い位置で切れてしまうことです。当然これは釣りをしている最中に起こります。 道糸が傷んでいると魚がかかった時など力がかかって切れてしまうのです。

比較的高価なPEラインがもったいないですし、大物がかかって道糸が引き出された時に道糸の残りの長さが足りるのか心配になります。 あまり高い位置で切れれば必要なタナまで仕掛けを送り込むことができず釣りが続行できなくなることさえあります。

高切れの原因と予防法

高切れにはいくつかの原因があります。それらを対処法と合わせて見ていきましょう。

経年劣化

同じ道糸を長年使用していて、紫外線を受けて劣化していたり、汚れや塩分で傷ついたり、釣りによる摩擦で毛羽立ちが出ていたりすると、高切れの可能性が高まります。

リールの保管場所は気をつけてください。日光が当たるような場所は避けましょう。特に洗った後の乾燥場所にはお気をつけを。

色が落ちてマーキングが見えにくくなっている道糸や毛羽立ちができている道糸はもう新しいものに交換した方がいいでしょう。 ただし毛羽立ちが先端だけならその部分だけをカットして継続使用することができます。

4号以上のPEラインでドラグ強めの釣りでなければ(釣行回数にもよりますが)何年も継続使用しても特に問題ないことが多いです。 ただ、マダラ釣りで古いPE8号を使っていて、オモリが海底にめり込んだのを起こそうとした時に高切れしたことはあります。 あまり強い負荷がかかるようなケースは太い道糸でも注意した方がいいです。

1号以下のPEラインならば、釣行回数が多ければ1年程度で交換した方がいいんじゃないかなと私の感触では思います。

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オマツリ等によって糸が傷ついた

オマツリ、結びコブ(エアノット)、船擦れ、バックラッシュなどのトラブルによって道糸は劣化します。 PEラインは引っ張りには強いですけど、摩擦や傷によって強度が落ちやすいラインです。それに結び目はどんなラインでも強度は落ちます。 これらがあったら、その箇所の傷み具合をよく見た方がいいです。

以前、PE2号でコマセマダイ釣りをやってたお客さんが他のお客さんとオマツリして、直した後にマダイがかかった時あっさり高切れしてしまったことがあります。 オマツリによる摩擦のダメージは結構デカイです。

4号以上のPEラインでドラグ強めの釣りでなければ、目立った損傷がなければまだ使える事が多いです。

2号以下の場合は見た目に少しでも変化があるようなら、その部分をカットするか、もしくは継続使用は諦めた方がいいと思います。

ガイドが破損している

竿のガイドが破損していると、急速に道糸が劣化して高切れの可能性が高まります。 こういうケースは高切れした後に道糸を見てみると所々に激しい毛羽立ちが起きているものです。

釣行中、あるいは釣り場への移動中に何らかのショックでガイドリングが外れることがあります。こうなるともうすぐに高切れが起こります。 釣行中の移動時間や使っていない竿の保管・保持には十分気をつけてください。そこらに打ち捨てておくようではいけません。船のロッドスタンドを使ってください。 釣行前後の車中でも竿がガチャガチャそこら辺に当たらないように。車から竿を取り出すあるいは仕舞う場合も気をつけましょう。

ガイドリングが外れれば見た目にすぐにわかりますが、亀裂が入っているだけだと見た目で判断するのは非常に難しくなります。 高切れが起こるけど原因がわからないという時はPEラインを使ってガイドの亀裂をチェックする方法がありますので試してみてください。

竿・リールの傷・汚れ等によって道糸が傷ついた

竿やリールの傷や汚れで道糸が劣化することもあります。

竿はガイド部分の汚れを残さないように釣行後によく洗浄してください。

電動リール・両軸リール・ベイトリールの場合は、レベルワインダーの汚れを釣行後によく洗浄してください。

スピニングリールの場合は、スプールエッジに傷がないか、ラインローラーの回転がスムーズか、よくチェックして必要に応じてメンテナンスしてください。

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歯の鋭い魚に噛まれた

サワラやタチウオなどの歯の鋭い魚に道糸を噛まれることがあります。これはひとたまりもありません。 これは防止のしようがないのですが、PEラインのマーキングが白でそれが鮮やかであればあるほどやられやすいです。 マーキングの色を違うものにすれば多少やられる可能性は低減するかも知れません。

船のスクリューに巻き込まれた

船長は船の姿勢を保ち、流れ方を調節するために、頻繁にクラッチを入れてスクリューを回すことがあります。そこに弛んだ道糸が巻き込まれることがたまにあります。 こうゆう丸のスクリューは船の真ん中より少し後ろ、トイレの少し後ろ辺りにあります。 これはもう外す方法はありません、竿まで破損しないようにまずは道糸をフリーにしていただいてから切断していただく他なくなってしまいます。いくつかのケースで予防法をご説明します。

左右の舷のお客さん同士がオマツリした場合、オマツリを外すためにはどちらかが道糸を緩めてやらなければいけません。その弛んだ道糸がスクリューに巻き込まれる可能性があります。 後部の左右のお客さん同士がオマツリした場合は(船長も気をつけて見ていますが)船長に一言言ってスクリューを回さないように依頼してください。

コマセマダイの釣りで仕掛け投入時にビシを海中に投じる前にハリスを入れるやり方はおやめください。どうしてもハリスがスクリューに巻き込まれる可能性があります。 指示タナが高い時はそれと気づかずに徐々にスクリューに巻かれてPEラインまでやられてしまう可能性もあるのです。

これもコマセマダイ釣りにおいて仕掛け投入途中で手前マツリが発生しそれを直そうとする時です。クラッチをフリーのままにしていると潮の流れで道糸が吹かれてどんどん出ていってしまいます。 これがスクリューに巻かれる可能性があります。手前マツリを直す時は必ずクラッチを入れてからにしてください。

品質の低いPEラインを使用していた

名の通ったメーカーでも低品質のPEラインを出すところがあるんですよ。糸が簡単にほつれたりとかね。 最近はPEラインも低価格化が進んできたので安いからダメとは一概には言えなくなってきています。 関連記事を参考にしてみてください。

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船上での対処法

釣りが継続できない場合

残りの道糸が短すぎる、あるいは仕掛けの予備がないなど、釣りが継続できなくなった場合は、船長に相談してみてください。 船長は念のために予備の道具を持ってきていることがあります。

またお客さんの方でも、予備のリールや仕掛け類を予め用意しておいていただくと安心です。自分では気をつけていてもどうしてもこのような事態なることはあるのです。

タナが狂わないようにする

道糸がかなりの長さ切れた場合、以後の釣りではリールのカウンタが合わなくなります。指示ダナがない釣りでは大した問題はありませんが、 コマセマダイ等のようにタナが狂うと他のお客さんに迷惑がかかってしまうような釣り物では、大きな問題となります。

カウンタ付きリールの機種によっては、高切れに対応する機能がついていることがあります。切れた道糸の先端に仕掛けをつなぎ直し、仕掛けを水面において、 該当するボタンを押すとカウンタが0セットされて、以後の釣りでは切れた道糸の分を考慮してカウンタが表示されるようになります。 しかしこの機能を使っても正しくカウンタが表示されない場合も多々あると思われます。

基本的には、道糸のマーキングを見て正確にタナをとるようにしていただきたいと思います。 もし高切れ対応の機能を使ったとしてもカウンタが合っているかどうかを確認するために少なくとも最初の投入ではマーキングを見てタナをチェックする必要があります。

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