ウイリー仕掛けとは何か、 コマセ、釣り方等をご紹介しています。この釣りはライトタックル(LT)がおすすめです。

フカセ五目(ウイリー五目)のページ

ウイリー五目釣果写真画像

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フカセ五目(ウイリー五目)の概要

他の釣り物に比べてアタリが比較的多くて、釣れる魚種も色々、たまに大物のチャンスも。

ウイリーを使った五目釣りは、釣りの楽しさを気軽に味わえる釣りです。 初心者の方の船釣り入門にも適しています。

コマセマダイとジギングの盛期を除く広い時期でお受けできます。

対象魚は、イサキ(周年美味だが特に6月美味)の他、季節によりイナダ、ウマヅラ(周年美味)、ハナダイ(5~6月美味)、メジナ(冬夏は美味)、ソイ、メバル(2~4月美味)、 たまにクロダイ、マダイ等。 アジが釣れることがあります。

申し訳ありませんがイサキのキープはお一人15匹までとさせていただいております。 イサキはまだ釣れるようになったばかりで大事にしたいと思います。 海水を注ぎ続ければオケの中でずっと生きていますので、微妙なサイズは活かしておいて、大きいのが釣れたら入れ替えていただければと思います。

ウイリーって何者?

厳密に言うと違うんですが、誤解を恐れず一言で言うと「吹流しのサビキ」みたいなものです。 サビキは一番下にオモリがきますが、ウイリーはコマセマダイの仕掛けのようにテンビンの下に付けてふわふわなびかせます。 コマセを巻いて魚を寄せ、ウイリーに食いつかせます。

サビキはハリに魚皮やビニールのような羽根が巻いてありますが、 ウイリーには色んな色の毛糸が巻いてあります。 こんなもので釣れるのか?とご心配はいりません。ちゃんと釣れます。

私が持ってるウイリー仕掛けはこんなものです。

フカセ五目で使う市販のウイリー仕掛け例1写真画像 フカセ五目で使う市販のウイリー仕掛け例2写真画像

ハリの部分を拡大してみると毛糸が巻いてあるのがわかります。

フカセ五目で使う市販のウイリー仕掛け例1ハリ部分拡大写真画像

上の写真は3本バリ仕掛けで内1つのハリだけ毛糸が逆向きに巻かれた仕様になっていて餌も付けられます。

フカセ五目で使う市販のウイリー仕掛け例2ハリ部分拡大写真画像

この写真は3本バリ仕掛けで内1つのハリだけ空バリにしてあって餌を付けるようになっています。

フカセ五目(ウイリー五目)の仕掛け

フカセ五目の道具・仕掛け図

片テン仕掛けのハリス4.5m標準(2~6mなら可)、3本バリ位のウイリー(吹流し)を使っています。 サビキ、胴付き等のように、一番下にオモリが付く仕掛けは使いませんのでご注意下さい。

ウイリー仕掛けはハリに毛糸を巻き付けたものですが、入手できなければ、 サビキみたいに魚皮のついた仕掛けとか、あるいは疑似餌要素のなにもないシンプルなフカセ仕掛けでも全然構いません。 市販のイサキやアジ狙いの仕掛けも使えます。(もちろん胴突きでないこと)

餌は付けなくても釣れることが多いです。 餌付けの手間を考えると、ウイリーだけで釣った方が手返しがいいです。 でも餌を付けた方がいい事もあります。空バリのある仕掛けなら空バリには餌を付けて下さい。 よほど食いが悪くない限り、ウイリーの巻いてあるハリには餌を付けません。

早めに言っていただければ、ウイリー仕掛けは船で用意する事も可能です。

フカセ五目(ウイリー五目)の竿とリール、道糸

この釣りは、ライトタックル(LT)が一番のお勧めですよ。断然、引きが楽しいです!

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ライトタックルの場合

竿は40号まで乗せられる73~55調子のもの。

リールはPE1.5~2号が100m巻いてあること。必ず1m毎にマークの入ったPEラインをお使い下さい。 できればカウンタ付のもの。(海面からのタナとりをするため)電動でも手巻きでもどちらでも構いません。

オモリは基本40号で、30と50もご用意いただくとベターです。

ノーマルタックルの場合

竿は80号まで乗せられる73~55調子のもの。 胴調子でも先調子でも構いませんが、胴調子の方がばれにくいです。 時期によっては胴調子の方が当りやすいですし、置き竿の場合は特にそうです。 マダイ竿との共用で全然問題ありません。

リールはできればカウンタ付のもの。(海面からのタナとりをするため)電動でも手巻きでもどちらでも構いません。

道糸は大体PE4号位です。マダイと共通で問題ありません。 3号でも強度に問題はありませんが80号オモリだと場合によってはオマツリするかもしれないので、 状況でオモリを軽くした方がいいかも知れません。 必ず1m毎にマークの入ったPEラインをお使い下さい。 巻量は100mあれば十分足ります。

オモリは80号です。

フカセ五目(ウイリー五目)のビシとテンビン、クッションゴム

ビシはプラビシでもステンカンでも使えます。もちろんビシではなく、コマセカゴ+オモリでも可。 ただし、マダイ釣りで使うオキアミ用のビシを使う場合は、コマセはオキアミ+アミのミックスにしてください。 逆にコマセがアミのみの場合はアミ専用のコマセカゴをご用意ください。 どちらでも構いません。

テンビンは腕長が30cm以上が目安。マダイと共用なら45cm以上も可。

クッションゴムは1.5mm径30cmが目安ですが、マダイと共用なら1mも可。

マダイとのリレーの場合は、クッションゴムの下の仕掛けだけをウイリーに変えていただくだけでいいです。 マダイで残ったオキアミコマセにアミコマセを混ぜて使っていただけば、 オキアミ用のビシもそのままお使いいただけます。

フカセ五目(ウイリー五目)の仕掛け

仕掛けはテンビン吹流しのウイリー仕掛けを使用します。 サビキ、胴付き等、一番下にオモリが付く仕掛けは使いませんのでご注意下さい。

ウイリー仕掛けはハリに毛糸を巻き付けたものですが、入手できなければ、 サビキみたいに魚皮のついた仕掛けとか、あるいは疑似餌要素のなにもないシンプルなフカセ仕掛けでも全然構いません。 市販のイサキやアジ狙いの仕掛けも、胴突きでないフカセ・吹き流しの仕掛けなら使えます。

3本ハリ位で標準の長さは4.5mです。(2~6mの範囲も可) 扱いやすいという点では2~3mが短くていいですが、いろんな魚が釣れやすいという点では長い方がいいかも知れません。

ハリスの太さは4号推奨です。 4号でも問題なく当りますし、イナダやマダイがかかると細糸は切れやすいのです。

配列にもよると思いますが、グリーンに当る事が多いのでグリーンの混じったものを購入されるといいかも知れません。

仕掛けは2セット以上あった方がいいです。

ウイリーをやる場合は、船べりにマグネット板を置く(キーパーで固定)と大変便利です。 ハリ数が多いので手前マツリしやすいんですが、それがすいぶん解消されますよ。 100円ショップで売ってる安い奴で十分です。

フカセ五目(ウイリー五目)のコマセ、餌

コマセは、オキアミ+アミのミックスまたはアミのみです。どちらを選択されても構いません。 オキアミのみだと良くないことがありますのでおやめになった方がいいと思います。 必要なものと量の詳細は「コマセの必要量はどの位?」をご覧下さい。

マダイ釣り用のビシをお使いになる場合はオキアミ+アミのミックスにしてください。 アミコマセのみの場合はアミコマセ用のビシ・コマセカゴをご用意ください。

コマセにアジパワー(配合餌)を混ぜると効果的な事もあります。

アジはそうでもありませんが、イサキの場合は餌を付けないとよくないことがあるようです。 空バリのある仕掛けなら空バリには餌を付けてください。 毛糸の巻いてあるハリにも餌を付けた方が無難ではあります。

付けエサをお使いになる場合は、オキアミの他にイカタン・青イソメ、 バイオワーム比較的餌取りに強くていいかも。 指示ダナにもよりますがホタルイカ等を下のハリに付けて根魚を狙う人もいます。 付けエサの代わりにシラスや赤玉、ワームなどの疑似餌等を使ってもOK。

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イサキ写真画像

フカセ五目(ウイリー五目)の釣り方、やり方

投入前の準備

コマセをカゴにつめます。7割位までの量にとどめて下さい。入れすぎるとコマセが出なくなります。

ハリに餌をつけます。活性が高ければ餌がなくてもウイリーだけで食います。 餌を付けない方が手返しがいいです。 餌を付けるなら一番下の空バリに付けますが、よほど活性が低ければ全てのハリに付けてもいいです。

投入のやり方

投入する時は、まずハリスを持って、静かにビシを海面に落とします。リールのクラッチを切って、 ハリスが絡んでいないか確認しながら、ゆっくりと手でハリスを送り出していきます。 最後にハリを手に刺さないように、気をつけて落とします

投入した後の釣り方

船長がタナを指示しますので、そのタナより2m下までコマセカゴを落として数秒秒待ちます。 その後軽くコマセを振ってタナまで巻き上げて待ちます。 その後、タナの位置で20~30秒おきに軽くコマセを振って下さい。 一回一回のコマセを振る量はあまり多すぎないようにちょっとづつにして下さい。

大体5分位待ってアタリがなければ、一度上げてみて下さい。

水温の低い時期はあまり動きのある餌に食いつきにくい事があるので、 波があるようなら手持ちで揺れを低減させて待った方がいいです。

アタリがあったら

魚がかかったら、軽く竿を上げてから、リールを巻き上げて下さい。 強い合わせはバラシの元です。むしろ合わせを入れずにただ巻いてもいい位です。 巻くスピードもあまり速すぎないように、かと言って遅すぎると魚が泳ぎ回ってバレてしまうので、 普通に巻いて下さい

ポンピング(竿を持ち上げて、次に下げながらリールを巻く、を繰り返す方法)は、 初心者の方はバラシの元になるのでやめた方がいいです。 竿をあまり動かさずに引きを楽しみながら一定のスピードで巻き上げて下さい。

巻き終わったら、コマセカゴをつかんでバケツに入れます(どこまで巻いたらちょうどバケツに入るか、 事前にリールのカウンタを確認しておいて下さい)。この入れる動作の前後に、 ハリスがゆるんでバレる事があります。ハリスをゆるめないように意識しながら、 スムーズに取り込んで下さい。その後ハリスをたぐって魚を引き寄せます。

大物やアジ(口が切れてバレやすいのです)はタモですくってもらいましょう。それ以外はハリスを持ちあげて魚を船に入れても大丈夫です。

青物が多いときの注意

イナダ、ソーダガツオ、サバ等の魚は泳ぎまわるので、かかったら早めに引き上げないと他の人とオマツリを引き起こしてしまいます。 慣れてくるとアタリや引きで魚種はある程度想像できるんですよ。 これらがかかったら速めにリールを巻いて、ハリスをたぐる時もすばやくやや強引にやって下さい。 ハリス4号ならイナダ位では切れません。 魚に上を向かせたまま横に走る余裕を与えないようにするのがコツです。

一般的なウイリーの釣り方について

コマセを少しづつ振りながら上へ上へとしゃくって誘っていくウイリーの一般的な釣り方をご存じの方は、 もちろんそれでやっていただいても構いません。ただし時期によっては底にビシを落とすと魚が散ることもあるため、 底へは落とさないようにお願いします。指示ダナの3m下を下限としてそこから誘い上げていくようにしてください。

フカセ五目の動画

こちらはコマセマダイとのリレーです。

美味しくいただく

美味しさは個人の好みによるので一概に言えませんが、根魚は基本的に数日寝かせてから食べた方が旨味が増して美味しいと思います。

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