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真子・白子は美味しく食べられます
真子はメスが持つ卵巣、白子はオスが持つ精巣です。産卵前や産卵時期の魚がお腹に持っています。 いずれも美味しく栄養があります。特にマダラ、マダイ、タチウオなどはよく食べられていますが、フグ以外の大抵の魚で美味しくいただけますよ。
レシピを検索する時は『白子』はそのままでいいですが、『真子』は『魚卵』と言い換えた方がいいかも知れません。
初心者の方は、どれが白子でどれが真子とかわからないかも知れませんね。下の写真を参考にしてください。
こちらはマダイの白子、真子、肝の写真です。
そしてこちらはマダラの白子、真子、肝の写真です。右下が白子(マダイとは形状が違います)。 左下の黒ずんでるのがが真子。上が肝です。(上の左端はその他の内臓と思われます。)
ごく少量であれば、身と一緒に料理に入れてしまったり、味噌汁の具にしたり、肝や他の内臓や皮などと一緒に料理したらいいと思います。 (茹でてポン酢で食べたりとか。)
それなりの量がある時は是非下記の料理の数々を楽しんでみてください。 特にマダラなどは真子にしても白子にしても大きいのですべて同じ料理にしてしまうと飽きてしまうと思います。 少しづつ色んな料理で楽しむのがおすすめです。
白子の料理
白子ポン酢
さっと茹でてポン酢でいただきます。白子のもっともポピュラーな食べ方であり、もっとも白子本来の味わいを楽しめる食べ方です。是非一度やってみてください。 私はお客さんから釣りたてのマダイの白子を船上でいただいたことがあります。つまり生です。これも非常に美味でした。 白子はあれやこれやとあまり手を加えないシンプルな料理の方が美味しいかも知れませんね。
お客さんが作った料理をご覧ください。『マダイの白子真子ポン酢』
お客さんが作った料理をご覧ください。『マダイの白子ネギポン酢』
白子焼き
普通に塩焼きにします。焼きすぎないのがポイント。食べる前にレモンなど柑橘系を絞るとこれがまた美味。
お客さんが作った料理をご覧ください。『マダイの白子塩焼き』
白子天ぷら・唐揚げ・フライ
天ぷらも定番の食べ方です。サクサクの食感が加わります。唐揚げやフライでも楽しめます。 下はお客さんが作った白子の天ぷら。美味しそうですね。
白子の煮付け
定番料理です。ただ、白子が量ある時は全部煮付けたりしない方がいいですよ。多いと飽きやすいので。 真子もあるなら一緒にしてもいいですね。
白子入りの汁物
白子を鍋や汁のたねにしてもいいです。湯豆腐の具にしても美味しいですよ。
白子のソテー・ムニエル
表面はカリッと、中はクリーミー。素敵な組み合わせです。ガーリックソテー、バター醤油炒めなどもいいですよ。
お客さんが作った料理をご覧ください。『マダイ白子ソテー、バルサミコソース』
お客さんが作った料理をご覧ください。『マダイの刺身、白子ポン酢、白子ガーリック醬油焼き』
白子のピカタ
卵にチーズも混ぜるとますますクリーミーに。
白子のホイル焼き
野菜を添えて。美味しいだけでなくヘルシーな料理です。
白子の茶碗蒸し
白子を入れるだけでいつもの茶碗蒸しが数段グレードアップします。騙されたと思って是非。
白子湯豆腐
寒い時期はいいですね。白子を煮過ぎないように。
白子のアヒージョ
他の内臓なども加えて美味しくヘルシーに。この記事が参考になります。
白子のみぞれ煮
衣をつけて揚げた白子を醤油ベースの出汁で煮て大根おろしをくわえます。
白子の塩辛
最高のおつまみです。お刺身に和えてもいいです。ネットで作り方を検索する時は塩辛よりも酒盗で検索した方がヒットしやすいです。
白子の味噌漬け
味醂や酒などを混ぜた味噌に漬け込みます。味噌を落として焼いて食べれば最高のツマミに。塩味とコクがあって他の料理にも色々使えます。
白子の炙り
お客さんから教えていただいた白子レシピです。ノッコミ時期のマダイの白子でやっておられました。 白子を外側だけ炙って(中はレア)、適当な大きさに切ります。 それを塩で食べると美味しいそうです。 わさび塩、オリーブオイル+塩、ガーリックオイル+塩などがおすすめ。 非常に旨いそうですよ。
白子豆腐
蒸した白子を裏ごしして、水溶き葛と出汁と合わせ、鍋で加熱しながら練り、冷蔵庫で冷やし固めてできあがり。 ポン酢+紅葉おろしなどでどうぞ。
白子の朴葉焼き
朴葉の上に朴葉味噌を塗って白子を乗せて焼きます。お好みで他の具材を合わせても。味噌と絡めながら白子をいただくと…(涙)。お酒のお供にどうぞ。
白子の塩麹漬け焼き
文字通り、白子を塩麹に漬け込んでから、焼きます。塩麹の旨味が加わってさらに美味しくなります。
白子の柳川風鍋
柳川鍋のどじょうの代わりに白子を使います。寒い時期に食べたいですね。
白子の一夜干し
魚の一夜干しと同じです。塩水に漬け込んで一晩~一日干して焼いていただきます。真子でもできます。 湯通しよりも少し味が濃くなります。小さめの白子におすすめです。
白子酒
熱燗に裏ごしした白子を入れてよくかき混ぜます。何とも贅沢なお酒です。
白子の共和え
白子と小さめに切った身を和えます。
お客さんが作った料理をご覧ください。『マダイ白子入りなめろう』
写真の料理の作り方はこちら → マダイ白子入りなめろう
真子の料理
真子の煮付け
真子の定番の食べ方。甘辛く煮付けてご飯やお酒のお供に。白子もあるなら一緒にしてもいいですね。
お客さんが作った料理をご覧ください。『マダイの真子の煮付け』
お客さんが作った料理をご覧ください。『マダイの真子の煮付け』
お客さんが作った料理をご覧ください。『マダイの真子とアラの煮付け』
真子の塩漬け、醤油漬け
要するに市販のタラコやイクラのようなものです。スケソウダラはもちろんマダラでも。 試したお客さんから聞きましたが、意外にタチウオが割りとタラコに食感が近いそうですよ。 これは子どもが喜びます。もちろん明太子も可能です。漬けてから焼いて食べても美味しいです。
からすみ
塩漬けした真子を酒に漬けさらに干して熟成させたもの。かなり手間がかかりますがおつまみやパスタの具材として美味。 ボラの卵巣が一般的ですが(こうゆう丸ではボラは滅多に釣れませんので)マダイ、マダラ、スケソウダラ、サワラ、サバ、スズキ、ブリなどで作れます。 タラコみたいに粒が小さい真子で適当な大きさならいけますよ。
魚卵の塩麹焼き
塩麹に漬け込んで焼きます。真子でも白子でもイケます。
真砂和え
真子を醤油漬け、塩漬けあるいは塩茹でしてから袋を破って中身を出し、刺し身に和えても美味しいです。もちろん根菜やしらたきに和えても。
真子の一夜干し
魚の一夜干しと同じです。塩水に漬け込んで一晩~一日干して焼いていただきます。白子でもできます。 小さめの真子におすすめです。ちょっと大きいかなと思ったら干さずにピチットを使ってもいいです。
真子のネギポン酢
ゆでてネギを散らし、ポン酢でいただくだけです。下のお客さんの料理のように肝も一緒にされても美味しいと思います。