船釣りでのマダイ釣り(真鯛釣り)でのっ込み時期に大物をばらさないための注意点を解説。

マダイ(真鯛)のっ込み時期の注意点

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のっ込みとは、産卵時期を迎える魚が産卵場所へと一斉に移動する事を言います。 上越地区のマダイは5~7月辺りのどこかでのっ込みがあります。開始時期は5月のどこかですが年によって違います。 期間は大体1ヶ月、長くて2ヶ月位続くこともあります。 のっ込み時期は釣れやすく、また大ダイが釣れる可能性も高まります。

マダイのっ込み時期になると毎年大物のバラシが多数あり悔しい思いをするお客さんが多いのが実態です。 大物を釣りたくていらしているのですが、釣りあげるための知識が不足しているのです。 ここで注意事項をまとめて皆さんにご紹介したいと思います。

4kg位の大きいのを獲った事がある人も10kg近いタイの引きとなると未体験ゾーンです。 全然違うものと思って下さい。一気に突っ込まれてプッツンなんてザラです。当たった瞬間切れる事を俗に『瞬殺』とも言います。この時期は時々あります。人生一度の大物が来るかも知れませんから、準備は万端でいきましょうね。

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仕掛けについて

ハリスは5号以上推奨

自信&経験のある人以外は基本的にハリスを5号以上にしましょう。 ハリスが切れないようにだけではありません。 細糸だと慎重にならざるを得ず、ある程度必要なテンションをかけ辛くてハリが外れる事も多いんです。 自信を持ってやりとりできるハリスを使いましょう。

かなりレベルの高いお客さんものっ込み時期は6号とかをよく使われているのです。むしろよく知っていてうまい人の方が太いハリスを使います。 ハリスが太いと食わないのではという心配をされる方もおられると思いますが、それほど神経質に考えなくてもいいですよ。

ただ、太糸でやってみて当たらないようであれば、中間のウエイトを少し重くしてみた方がいいかも知れません。 4号の仕掛けと同じバランスで作ると、仕掛けが浮き気味になってうまくいかない事もあります。

ハリス切れが多い方へ

ハリスを太くしてもどうしても切れちゃう方っておられます。ドラグを締めすぎていないでしょうか。ハリの結ぶ時に摩擦熱でハリスを傷めていないでしょうか。 思い当たることがなければ、クッションゴムを一つ追加してみてもいいと思います。普通テンビンの下にクッションゴムを付けていると思いますが、 さらにテンビンの上にもワンランク太い位のクッションゴムを追加してみてください。だいぶ切れにくくなると思います。但しこれによってタナが狂わないようにご注意ください。

2本バリは危険

この時期2本バリは大変危険なのでなるべく1本バリにしてください。この時期のマダイは水面まで来てもまだ抵抗を繰り返します。 ハリスを手繰っている時に魚が突っ込んだらハリスを送ってやらなければ切れてしまいます。下バリに魚がかかっている場合、 この時に上バリが手に刺さる可能性があるのです。実際に上バリで指に裂傷を負い、しかもマダイもバレてしまった例もあるのです。

仕掛け作りは丁寧に

仕掛けを作る時は丁寧にやって下さい。 特に結び目は摩擦熱で傷めない様ゆっくり締め込むこと。

それからしっかりした結び方でやって下さいね。結び目のすっぽ抜けは悲しいですよ。たまにクリンチノットのスッポ抜けがあるのでクリンチノットはやめた方がいいと思います。オススメの結び方は下記の関連記事をご覧ください。

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仕掛けの仕様

基本的な仕様は12m、5号以上推奨となります。

その日その日の状況によって当たり仕掛け仕様は変わってくるので正直なところ一概には言えません。とりあえずは以下の3種類くらいを用意されたらいいと思います。

こうゆう丸オリジナル仕掛けの仕様

初心者の方からご希望あった時に作成しているこうゆう丸オリジナル仕掛けは、近々の状況に合わせて仕様を決めています。 ご参考まで、のっ込み時期で一番使用頻度の高い仕掛けパターンはこちらの『12mハリスの仕様例2』に近い仕様です。上のサルカンは2Bと3Bの中間位の重さで、下のサルカンはB程度のサルカン、下ハリスを5号にしています。

その時々の最適な仕掛けの仕様は、魚の活性や潮の状況の他に、船長の戦略によっても変わってきます。船が違えば尚更です。上記の仕様を他の船宿さんで使っても何ら効果がない事も大いにあり得ますのでご注意ください。

マメにハリの結び直しを

釣行中、何かしら魚が釣れたらハリを結び直ししましょう。 ちょっと見た目にはわからなくても傷んでいることがあります。

マダイが1枚釣れるたびに必ずハリを結び直してください。引っ張られることによってハリの結び目が弱るのです。 見た目上は何の変化も兆候もなくても確実に弱っています。どんな大物が来てもいいように、仕掛けは常にベストなコンディションにしておかなければいけません。毎回必ずやってください。因みにドラグ設定とかにもよりますけど4号で1kg位のタイを7枚も釣るともう切れる可能性ありますよ。

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使い古しは使わない

使い古した仕掛けやクッションゴムは使わないようにしましょう。仕掛けもクッションゴムも新品を用意してください。

のっ込み終盤は

のっ込みも終盤頃になると、群れは徐々に薄くなり、シケが少なく雪代も少なくなって澄み潮になる日が多いこともあります。 そういうケースでは太いハリスではなかなか食わせられない状況もあり得ます。状況に応じてハリスの号数を落とすことも選択肢になってきます。

リールについて

ドラグはゆるめに

通常の釣行時よりゆるめにしておきましょう。ハリスが太くてもドラグを締めてはいけません。 ハリ折れ、唇の皮にハリがかりした口切れ、マダイの歯によるハリスの傷などがあり得るからです。

ドラグを釣行前に事前確認

ドラグの作動がスムーズかどうか冬の間に確認しておきましょう。 道糸を引き出す時ちょっと引っかかるような感じがあったり、 一定の力で引っ張ってもドラグの滑りにムラがある場合は修理に出す事をお勧めします。

探見丸について

のっ込みの時期は水深が浅い上にタナも高いことが多いです。魚探の音波は高い位置ほど届く範囲が狭くなるため、 船のそばにタイがいたとしても映らない事が度々あります。探見丸の情報だけを鵜呑みにしないようにご注意ください。

タナを守る

のっ込み時のマダイはコマセを撒く前から既に浮いています。水深10m程度の水面に近い位置に浮いていることもザラです。 求愛行動の一種なのかそれとも水面で行われる産卵に備えて水圧の変化に慣れるために浮いているのか、正直私もわかりませんが、とにかく最初から浮いています。最初から浮いている魚を釣るためにはこちらもタナを高く上げなければいけません。 すぐに当たらないからと言ってタナを下げてしまうと、魚が船を避けるようになってしまいます。船長のタナ指示をしっかり守っていただくようにお願いします。

アタリがあったら

焦らず時間をかけて獲る

マダイは体高のある白身魚です。ですから突進力があり瞬間的には強烈な力で引き込みます。 その反面、赤身の魚に比べると持久力はそれほどありません。

大型のマダイは、かかると最初大体3回ほど強い突っ込みで道糸を引き出します。それをすぎるとだいぶ弱ってきます。 最初の突っ込みさえしのげば、獲れる確率は非常に高くなるのです。 ですから、最初のうち、全然道糸を巻き取れなくても焦る必要はありません。 走る時は走らせて、魚がこっちを向いたらゆっくり巻いてを繰り返して下さい。 3回位突っ込んだ後は魚が疲れてきて、巻ける時間が多くなってきます。

間違ってもスプールを指で押さえて突進を止めようとしたりしないように。 簡単にプッツン、さよならです。

参考までこちらの動画を見てください。(乗っ込み時期ではなく秋ですが…。)焦らずに走らせておいて弱るにつれて徐々に巻いてくるという様子がわかると思います。

バレやすい時

5月のまだ雪代の流入がある時期は、3~4月の時期のようにアタリが小さく、食い込みが悪く、バレやすいことがあります。 こういう時は当たってもすぐに合わせず2~3度突っ込むのを見届ける位してからゆっくり竿を立ててください。 皮一枚のフッキングになっている可能性もありますので、無理せずゆっくりファイトしてください。 また場合によっては3~4月にオススメしているようなヒネリの入ったハリを使ってみてもいいかも知れません。

オマツリに注意を

横に走ることも多いので、オマツリに十分注意しましょう。 道糸が斜めに走っている場合は船長を呼んで下さい。

周りの人も気を付けて、オマツリする可能性があれば竿先を離してあげたり 自分の仕掛けを巻き上げたりして下さい。 その時は電動でなく手巻きで。電動で上げると、もし途中でオマツリした場合、 ショックでハリスが切れる可能性がありますからね。

よくあるのが、隣の人が当たったので好意でタモを用意していたら、いつのまにか自分の竿にオマツリしていて、バレてしまうケース。タモの準備はハリスをたぐり始めてからでも十分間に合います。まずはオマツリ回避を!

ハリスの手繰り方

この時期は、リールを巻き終えてハリスをたぐる段階になってもまだマダイは抵抗します。タモに入るまで暴れると思ってください。引っ張り合いをしたらハリスが切れますからご注意下さい。逆にハリスのテンションが緩んでしまうとハリが外れる恐れもあります。ハリスを緩めず、でも無理はしないということです。

ハリスをたぐる時はリールを巻いている時と違って、竿もリールも釣り人を助けてはくれません。なので手をリールのように使うか、竿のように使うかする必要があります。方法は2つあります。

①手をリールのドラグのように使う方法

ハリスをギュッと強く握ったり手に巻きつけたりしないで、軽くつまむ程度にして手繰ります。ドラグのように一定の力がかかるとつまんだ部分が滑るわけです。 魚が走った時にスルスルと手の中で糸を滑らせるようにします。 この方法で注意しなければいけないのは仕掛けの途中にあるサルカンや結び目です。サルカンが手に引っかかってハリスが滑らないとハリスが切れる可能性がありますので注意してください。

②腕を竿の代わりに使う方法

この方法では手の中でハリスを滑らせる代わりに、魚が走ったらその動きに合わせてハリスを持つ手を水面の方へ送ってやります。 そうやって突っ込みをいなしながら、徐々に手繰っていきます。この方法で注意すべき点は、海へ落ちないように気をつけることです。 大きい突っ込みだと体を船べりから身を乗り出すようにしなければいけませんので、落水の危険があります。 あんまり突っ込むなら①の方法を併用した方がいいでしょう。

ハリスが太いから大丈夫と相当無理に引っ張る方がたまにおられます。 それでハリが抜けるケースが結構あるのです。皮1枚でかかっているとか、ハリを飲み込まれて歯にこすれているとか、 危ないケースは色々考えられますので、太いハリスであっても念の為に無理をしないでたぐるようにしましょう。特に5月はまだ雪代の流入があり水温が低いせいか食い込みが浅い事が多いです。ハリの掛かり方が悪くて口の皮が切れてバレるケースが結構見られます。そんなに無理したつもりがなくてもバレる事もありますので慎重にやってください。

ライトタックルの使用について

経験のある人以外はライトタックルはやめておいた方がいいかも知れません。 大きいのがくるとあまりの引きにびっくりしてしまい、しっかりしたやり取りができずにばれる事もあるんですよ。

タモとりにご注意

のっ込み時期のマダイはリールを巻き終わってハリスを持ってもまだ泳ぎ回ることが多いです。 そのため焦ってタモとりをしてしまいがちですが、それが失敗の元です。 ぜひ下記の関連記事を参考にしてください。

ボタン:タモ入れの方法へ

タモで大きなタイをすくった時、タモを水平にしないで下さい。 魚の重みに耐えられずにタモのフレームが折れてしまいます。 タモは立てて抜き上げて下さい。

マダイ釣りのやりとり(アタリからタモ入れまで)」にて、 のっこみマダイのアタリからタモ入れまでを動画を使って解説しています。 よかったらご覧ください。それでは、大きいのをキャッチしたら、是非写真を撮らせて下さいね!

乗っ込み真鯛の動画

こちらの動画ではやり取りの方法に焦点を当てています。

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