船釣りでのコマセマダイ釣りの仕掛け(二段テーパー、三段テーパーなど)、マダイ竿・道具、コマセ・餌についての情報をご提供しています。

コマセマダイ釣りの仕掛け・道具

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マダイ釣りの基本情報

マダイ釣りの仕掛け
  • オモリ80号。但し12~2月は深場に行くかも知れません。深場はオモリ100号です。
  • 1月~5月GW頃はハリス15m4号が基本となります。ただしGW前後は仕掛けの仕様が急に変わることもあるのでご確認ください。 詳しくは『プレ乗っ込み時期の注意事項』をご覧ください。
  • 5月GW頃~6月は12mでハリス5号が基本となります。ただしGW前後は仕掛けの仕様が急に変わることもあるのでご確認ください。 また6月は現場で急遽15mまでハリスを伸ばしたり4号に変えることもあるので対応できるようにしてください。 詳しくは『乗っ込み時期の注意事項』をご覧ください。
  • 7月~10月は12mでハリス4号が基本となります。ただし現場で急遽15mまでハリスを伸ばすこともあるので対応できるようにしてください。
  • 11月~12月は12mでハリス4号が基本となります。ただし現場で急遽15mまでハリスを伸ばすこともあるので対応できるようにしてください。 また青物が多い場合は5~6号に変えることがあります。直前にご確認ください。 詳しくは『秋の注意事項』をご覧ください。
  • 秋の青物シーズンとのっ込み時期は取り込み時の危険防止のため、なるべく1本バリにてお願いします。
マダイ釣りの餌・コマセ

餌・コマセともにオキアミを使用します。コマセは一日便で4kgが基本です。質のいいコマセならそこから付け餌を拾えます。 別に用意される方はマダイ付け餌用オキアミ1パックもご用意下さい。 他の釣りものとのリレーの場合は、「コマセ・餌の所要量」をご覧下さい。

マダイ釣りの竿とリール、道糸

マダイ釣りの竿

竿は30~50号位の胴調子のもの。(くわしくは「竿の号数について」をご覧下さい) 長さに規定はありませんが、大体3m位が標準です。 誘い重視の方はそれより短め(2.5~2.7m位)、 置き竿重視の方はそれより長め(3.3~3.6m位)をおすすめします。

マダイ釣りのリール

リールはカウンタ付のもの。海面からのタナとりをするためです。 電動でも手巻きでもどちらでも構いませんが、水深がある時は電動の方が楽です。

マダイ釣りの道糸

道糸は大体PE4号位です。 3号でも強度に問題はありませんが80号オモリだと場合によってはオマツリするかもしれないので 状況でオモリを軽くした方がいいかも知れません。 必ず1m毎にマークの入ったPEラインをお使い下さい。 巻量は200mあれば十分足ります。

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マダイ釣りのビシとテンビン、クッションゴム

ビシは基本80号ですが、冬季(12~2月)だけは深場に行く事もあるので100号もご用意下さい。

初心者の場合、プラビシよりステンカンの方が使いやすいかも知れません。 ステンカンなら美咲のテッカメン、プラビシならダイワのMDビシLサイズ辺りがおすすめです。 もちろんビシではなく、コマセカゴ+オモリ80号でもOKです。

テンビンはできれば『マダイ用』のものがいいと思います。

クッションゴムは1.5~2mm位の径で長さ1m位が目安

ビシについての補足

ビシは大きく分けてテッカメンに代表されるステンカンとサニービシに代表されるプラビシとの2種類があります。

ステンカン

文字通りステンレスでできたビシです。側面にオキアミが出る穴がいくつか空いています。 上部にはビシを振り上げた時にビシ内部に海水を流入させて撹拌させるための小さめの穴が空いています。

横穴からオキアミを出すので、一度にドカッと出ずにポロポロと少しづつ出やすい構造になっています。

オキアミが出すぎる時はいくつかの穴を閉じて調整します。市販の穴埋めゴムを使ってもいいですし、 ビニールテープで塞いでもいいです。(ただ貼るだけでは剥がれますから、ぐるぐる巻きで貼るなり、外側と内側の両方に貼る必要があります。 穴を閉じる時は下の方の穴少なくとも一つは残すようにしてください。

プラビシ

プラスチックでできたビシです。

プラビシは下部の隙間の広さをネジで調整できます。 下部の隙間からオキアミがポロポロ出る仕掛けになっています。(上記のMDビシは違います。ステンカンのような横から出る構造です。) 潮止まりでも隙間の調整具合によってコマセを出すことができます。 ただその調整が難しくドカッと出てしまったり、全然出なくなったりすることもあります。

プラビシは上窓がついていてそれも開き具合が調整できます。 あまり開きすぎると投入時のビシの落下途中でオキアミが出てしまうので注意が必要です。

プラビシの側面下部にドリルでステンカンのような穴を一つ空けて使っている人もいますね。これはなかなかいいアイデアだと思います。

マダイ釣りの仕掛け

ハリス3~4号程度12m。15mを使用することもあります。特に1月~5月GWは15mが標準となります。 (GWは微妙な時期なので12mか15mかお問合せください。)乗っ込み時と冬季の深場は5号以上推奨。 ハリ数は特に規定していません。 仕掛けは最低でも2セット以上あった方がいいです。

ハリスはフロロカーボンのものを使ってくださいね。ナイロンだとコシがなくて手前マツリ連発ですよ。

仕掛けはなるべく市販のものを使わずに、自分で作りましょう。市販仕掛けは軽すぎて苦戦するケースも多いです。 どうしても市販仕掛けを使用したい場合は、少なくともハリの結び直しが自分でできるようにという事と、 ガン玉をご用意いただくようにお願いします。

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ハリス12mの場合

図のように二段テーパー仕掛けもしくは三段テーパーがおすすめです。 二段テーパー仕掛けとは2つのハリスを上下にサルカンを介して接続した仕掛けです。 三段テーパーとは3つのハリスを2つのサルカンを介して接続した仕掛けです。

仕様例1が一番軽く、仕様例3に向けて少しづつ重くなります。時期や状況で使い分けるといいです。 途中にウエイトスイベル(サルカン)を入れています。 仕様例1が二段テーパーで、仕様例2と3が三段テーパーです。

二段テーパーの場合は、上8+下4mか、上7+下5m位が標準的な仕掛けだと思います。(もちろん状況により例外はありますが。)

マダイ標準仕掛け12m仕様二段テーパー軽め マダイ標準仕掛け12m仕様三段テーパー軽め マダイ標準仕掛け12m仕様三段テーパー重め

ハリス15mの場合

15mのハリスを使用することもありますので、対応できるようにお願いします。 図のように三段テーパー仕掛けが標準的におすすめです。

長いハリスの場合は、2本バリ仕掛け(下バリの2m位上に枝ス)が効果的なことが結構多いです。 また状況によりタナ上も積極的に(タナ上5mまでは可能性あり)探ってみた方がいいです。

2本バリ仕掛けについての詳細は「2本バリ仕掛けについて」と「マダイ仕掛けのエダスの結び方」をご覧ください。

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15mの標準的な仕掛けの仕様例:三段テーパー

マダイ標準仕掛け15m仕様

12mから15mに仕掛けを変更したい場合の延長用ハリスの仕様例

下図のような延長用ハリスを予めご用意いただくと12mから15mへ 仕掛けを変更する時に楽になります。この延長用ハリスをクッションゴムと 12m仕掛けの間に挿入する形になります。

マダイ仕掛け延長ハリス3m仕様

15mの仕掛けをもっと重くしたい場合の仕様例:四段テーパー

上記の15mの標準的な仕様からもう少し重くしたい場合、下ハリスにガン玉を追加することで簡単にできます。 但しガン玉は多少なりともハリスを傷める事になるので大物が出る可能性がある場合はご注意ください。

マダイ標準仕掛け15m仕様にガン玉を追加して少し重くする

予め四段テーパ-で作っておくならこんな仕掛けも。

マダイ仕掛け15m四段テーパーの仕様例

15mの仕掛けをもっと軽くしたい場合の仕様例:二段テーパー

マダイの浮きがいい場合や船長の指示ダナが低い場合は軽めの仕掛けの方がいい事もあります。 そういう時は仕掛けを短くしてもいいですし、15mのままで仕掛けを軽くしてみてもいいです。

マダイ仕掛け15m二段テーパーの仕様例

仕掛けの工夫

ここでご紹介している仕掛けはあくまでも標準的な仕掛けです。 それでなかなか釣れない時は仕掛けの重さ・バランスを変えてみる事も必要です。 現場で仕掛けの調整を行う時に具体的にどういうしたらいいか わからない方は「マダイの重い仕掛け、軽い仕掛」をご覧下さい。 仕掛けはできるだけ市販のものでなく自作された方がいいですよ。

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関東方面から初めて乗船されるお客さんは仕掛けが軽すぎてうまくいかないケースが時々あります。 上記の仕掛け図を参考にしてください。船長に事前に確認いただいても結構です。

お客さんによっては50種以上の仕掛けを使い分ける方もおられます。 でもそこまでやらなくても実績のある仕掛けを3種類位持っていると、 大外しすることはだいぶ少なくなると思います。 まずは上記のような標準的な仕掛けからスタートして、 試行錯誤しながら自分なりの定番仕掛けを3種類位持てるようにしましょう。

フロート系のアクセサリ(フロートパイプやフロートビーズ等)については 個人的な意見ですが、のっ込み時期以外はとりあえず付けないでやってみた方が いいと思います。それで様子を見て必要を感じたら付ければいいでしょう。 のっ込み時期以外は付けるとかえって逆効果の事も時々あります。

船長は、夜光ビーズはあまり多用しない方なのですが、冬の深場と春だけはグリーンの夜光ビーズを付ける事が多いです。 春は雪代による濁り潮の事が多いので効果的なケースが時々あります。夜光ビーズの他にも夜光塗料を塗ったハリも有効です。

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こうゆう丸オリジナル仕掛けも販売しております。

水中ウキ、ビシマテーパーなどの仕掛けも基本的にOKです。 万一オマツリしてしまう場合はやめていただきますが、 今までそれが原因でオマツリしたケースは少ないです。

状況によっては指示されたハリス長よりももう少し伸ばしたいというケースもあり得ると思います。 そういう時は船長にご相談ください。なるべくOKしたいと思いますが、 状況によっては了承できない場合もあります。無断で伸ばさないようにお願いします。 またそれによってオマツリしてしまう場合はすぐに元の長さに戻してください。

冬季は美味メダイも混じる事があります。マダイの仕掛けでも釣れますが、 数釣れているようならメダイの仕掛けもご用意いただくとよりいいです。

ビシマテーパー仕掛け

ビシマテーパー仕掛けは雑誌つり丸によく寄稿されている三野浩一さんが新潟上越さとみ丸さんに乗船されて考案・錬成された仕掛けです。 なのでここで私がここにご紹介するのは僭越なのですがお問い合わせが多いので簡単にご紹介します。全体像は下図の通りです。

ビシマテーパー仕掛けの全体図

上ハリスの部分にシンカーパイプを複数固定しています。これがビシマテーパーです。固定の方法は下図のような感じです。

ビシマテーパー仕掛けのシンカーパイプ固定方法

編み付け(=編み込み)のやり方は『マダイの仕掛けを自作してみましょう!:編み込み』を参照してください。 シンカーパイプがズレてしまわないよう編み付けは最低でも10回はやりましょう。15回位やればかなり安心だと思います。

シンカーパイプの取付パターンは無限にあるわけですが間隔は大体50~80cm位です。シンカーパイプの重さはG2~G5まであります。 色んなパターンの上ハリスを作っておいて状況に応じて付け替えるようにしたらいいと思います。

ビシマテーパー仕掛けは重いので仕掛けが早く沈み、より下層を探ることができ、またたるみが少ないので誘いの動作が付け餌に反映されやすいです。 ハリスの腰が強化されるからか手前マツリもしにくいようです。

若干のデメリットもあります。かなり重い仕掛けなので潮によっては他のお客さんとオマツリしやすくなります。 船によっては使用が禁止されている場合もありますので必ず船長さんの指示に従ってください。 こうゆう丸では禁止はしていませんがもしそれが原因でオマツリするようなら自重していただきたいと思います。 また常にというわけではありませんが付け餌が動きやすいせいなのかアタリは多いものの釣れてくるマダイの型が比較的小さくなることがあります。

ライトタックルマダイ(LTマダイ)

ライトタックル(LT)もお楽しみ下さい。 軽いので誘いがやりやすく、ノーマルタックルよりも引きが強く感じられます。

ノーマルタックルとの混在ですが、トラブルはあまりありません。 でも万一他の方とオマツリするようならノーマルタックルに変えていただきます。 ノーマルタックルをお持ちでない方には、 事前に言っていただければ念のための予備として貸し道具を用意しておく事も可能です。

タックルに規定はありませんが、こうゆう丸でよく使われる仕様は 「ライトタックル(LT)とは何?」をご覧下さい。

ライトタックル(LT)であっても、ロッドキーパーはあった方がいいです。 特に仕掛けの投入時はキーパーがないと非常にやりにくいですよ。 LTに適した小型のロッドキーパーもレンタルできますのでご相談ください。

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