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ムギイカとは

ムギイカという種類のイカはありません。ムギイカとはスルメイカの子どもの呼び名です。 大きくなるとどうしても身が固くなってくるのですが、まだ小さいムギイカは柔らかくて美味しいのです。
いい時は、大体5~7本位のプラヅノやスッテをつなげた仕掛けにズラズラとかかります。 電動リールが苦しそうにやっとこ巻き上げる位の重みが楽しい釣りです。 こうゆう丸では6~7月位に専門に狙います。


ムギイカを初めて食べるなら
刺身ですね。新鮮なものなら肝もカットして一緒に食べてください。美味しいです。
あと、船上干し。これは文字通りこうゆう丸の船上でさばいて干します。干し方は下でご説明します。 炙って七味+醤油や七味+マヨで召し上がってみてください。 天ぷらも美味しいですよ。上越では『するてん』と言ってよく食べられるのです。
ほんの小さいイカなら、ワタも出さずに丸ごと焼いてそのまま食べたり(船長おすすめ)、丸ごと茹でて生姜醤油でどうぞ。
その他のムギイカおすすめ料理
沖漬け、ヅケ、 なめろう、塩辛(酒盗)、 ホイル焼(是非肝も一緒に入れてください)、イカキムチ、イカフライ、イカ焼きそば、 バター醤油炒め、イカアボカド丼(ネット検索してみてください)、イカ飯、ちゃんちゃん焼き、 マリネなど。
お祭りの屋台で見るようなイカ焼き(醤油ベースのタレに漬け込んでから焼く、または焼きながらタレを重ね塗りする)もいいですね。
以前熱海のお店で肝も入れた朴葉味噌焼きを食べたことがありますがとても美味しかったです。 身に肝を絡めて食べると最高でした。
イカの墨ってやつは水中で自分の身代わりとして敵を欺くものなので色だけじゃなくて匂いも味もあります。炒め物やパスタに使うと美味しいですよ。 糸魚川の名物ブラック焼きそばはイカ墨を使った焼きそばです。
よっちゃんイカが好きな方は酢イカもいいですね。切って茹でて酢ダレに漬けるだけ。止まんなくなりますよね。
肝を醤油漬けにするといいおつまみになりますよ。さらにそれをホイル焼きにしてもいいソースになります。 身につけて食べてみてください。肝を活用するとイカ料理は格段に旨味がアップします。
因みにイカはアニサキスなどの寄生虫がいる可能性があります。火を通せば大丈夫です。または-20℃以下で48時間以上冷凍するといいそうです。(参考:アニサキスに注意)
沖漬けの作り方
家に帰ってからは作れませんからご注意を…。 釣れてすぐの活きた状態のイカを、海水を吐かせてからタレの中に漬け込みます。 するとイカがタレを吸い込み、内外両方からタレに浸かるのです。
タレは人によって千差万別ですが、初めての方は醤油2酒1みりん1(+お好みで鷹の爪)位で一度煮立たせて、 アルコールをとばせば出来上がりです。
この沖漬けをさらに船上干しにするという大技もあります。船上でなくてもご自宅でピチットで一夜干しにしてもいいです。
船上干しの作り方
- 胴(かさの部分)の裏側(身の白い方)を縦に切り開く。内臓を取り除く。中骨は残しておく。 ナイフや出刃でやってもいいのですが、ハサミでやると安全にサクサクできますよ。
- 頭・ゲソの部分も同様に切り開く。目玉・トンビを取り除く。
- 胴と頭はつながったままで切り外さないでおくこと。1.の手順の時に間違って胴の表側(茶色い方)を切ると離れてしまいますからご注意を。
- 海水で洗って、竹串で船のロープ(ロープは船にあります。ご依頼いただければ船長がロープを張ります)に固定する。

お天気が悪くて干せなかったら、お家に帰ってピチットで一夜干しにしてもいいですよ。 それでも美味しくできます。