オニカサゴの仕掛け・道具、釣り方、毒トゲに関する注意について説明しています。

オニカサゴ釣り

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オニカサゴ釣りの魅力と概要

オニカサゴをメインにウッカリカサゴ、ウスメバル、小アラなどいずれ劣らぬ美味な根魚が釣れます。 オニカサゴなどは自分で釣らないとなかなか食べられません。濃厚な出汁の出る非常に美味な魚を釣って、食べてみませんか。

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時期は7月後半~8月および12月~3月上旬。(冬は月イチとなります。)夏は基本的にソウハチ釣りとのリレーになります。この場合の場合の時間配分はソウハチが最後の1~2時間となります。

オニカサゴが釣れてもういいという場合は胴突き仕掛けを使って他の根魚を狙っていただいて構いません。

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2019年より資源保護の観点から引数制限を試行しています。オニカサゴのキープは4匹までとさせていただきます。 オニカサゴは循環ポンプからの海水に入れておけば大抵は釣行中ずっと生きています。 なので釣れたものを全部生かしておくことで、後で大きいものだけを選んでキープする事も可能です。 申し訳ありませんがご協力よろしくお願いいたします。

オニカサゴ釣りの仕掛け・道具

竿は100号まで乗せられる73調子の竿。この仕様の竿をお持ちでない方は船長にご相談ください。お貸しできるかも知れません。

電動リールをご用意ください。道糸は4号200m以上。実際に攻める水深は60~130m位です。

オモリは100号。

仕掛けは基本的に天秤フカセとなります。フカセ仕掛けのみご準備いただければ結構です。2m2本バリ、ハリス6号程度、ムツ針16~17号。 市販のオニカサゴ仕掛けでも可。二枚潮や潮が速い時などはガン玉で仕掛けを重くするといいことがあります。

胴突き仕掛け(オニカサゴが釣れて他の魚を狙いたい方のみ)は3本バリ枝ス6号程度60cm捨て糸1m位、ムツ針16~17号。市販のアカムツ仕掛けでも可。

餌はサンマかサバは必須。大きさは大体2×8cm位。数はハリ数×20個位。後はお好みでホタルイカ、イカタン、鮭皮など色々。サンマ・サバはできればスーパーで一本物を買って船上でさばいた方が食いがいいです。 サバは水中でヒラヒラするよう薄めに切りましょう。

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オニカサゴの釣り方

釣り方はアマダイによく似ているので、アマダイの釣り方も参考になさってください。

仕掛けを底までおろし、着底したら50cm~1m程度、底を切ります。 これはあくまで参考であり、 潮の速さや波の高さなどの条件で変わってきますので、その日その時のベストなタナを探るようにしてみてください。 ただほとんどの場合、1mより上に上げる必要はないと感じます。

マメに底を取り直します。とにかくこれが一番重要。誘い上げたり落とし込んだりして誘いをかけてもいいです。

アタリは非常に小さいことが多いので、よく竿を見ていてください。コツンとかモゾモゾとかそんな感じです。即アワセや強いアワセはすっぽ抜けたり、途中でばれたりすることが多いです。 アタリがあったら手持ちでしばらく待って、頃合をみてそーっとゆっくり聞き上げてみてください。重みが竿に乗ったらゆっくり電動で巻き上げてください。

初めての人は当たってものらなかったりばれちゃったりする事が多いです。アワセのタイミングが早すぎたり、アワセが強すぎたりするからです。

他の人が釣れているのに自分にアタリがない場合は、付けエサの位置が高すぎるかも知れません。特にメバルしか当たらない場合はその可能性が高いです。 タナを下げるか仕掛けを重く(下バリの少し上にガン玉をうつなど)してみてください。また単にアタリに気づいていないために釣れないこともありますからご注意ください。

たまにムシガレイが釣れることもあります。ムシガレイはオニカサゴよりもむしろ高いタナで釣れる可能性がある魚なので、これが釣れたからといってタナが低すぎるという判断をしてはいけません。

前回釣れたのに今回は苦戦。周りはポツポツ上がってるのになぁ。これ、よくある事です。自分では同じタナ取りをしているつもりでも付け餌のタナが違うかも知れません。 潮の具合、仕掛けのバランス、付け餌の種類によって、付け餌の漂う位置は変わってきます。現場で調整をしていきましょう。

オニカサゴは水面でばれると元気に海底に戻ってしまいます。リールを巻き終わった後はハリ外れに注意し、 なるべくタモですくってもらいましょう。

魚がかかったら必ず、ハリス(特にチモト付近)をチェックしてください。痛んでいると次はハリス切れでばれるかも知れませんよ。

水中で見たわけじゃないので想像でしかありませんが、オニカサゴという奴は頭上の餌に飛びついて食う事があまりないような気がしますね。能生付近で釣れる根物では一番高くまで飛びつくのがクロソイ、次がキジハタ、ウッカリカサゴ、カサゴと続いてもっとも低い位置で食うのがオニカサゴだと思います。ほんの目の前に来たものをパクッとやるだけみたいな…。だから(潮にもよりますが)底上1mよりも上に誘い上げる必要はほとんどないように思います。(でも時折エサを見せるためにあえて高く上げるのはアリと思います。)

毒トゲにご注意

オニカサゴには毒のあるトゲがいくつかあり、刺されると非常に痛い思いをすることになります。 オニカサゴが釣れたら、まずは毒のあるトゲの先端をハサミで切ってしまいましょう。

オニカサゴの毒トゲの位置

トゲは、背ビレ、エラぶた周辺、尻ビレの前部にあります。あと私が未確認で申し訳ありませんが、腹ビレ(胸ビレじゃありません。写真では隠れていますが体の下にある左右2枚のヒレです)に一対小さいのがあるという情報があります。

トゲを切る時は、船のデッキ上にトゲが残っていると危険なのでバケツやオケの中で切ります。切ったらすぐに海へ捨ててください。 落ちてるトゲにも毒はあるので、自分のために他のお客さんのためにも確実に処理してください。

トゲを切り残している可能性もないとは言えないので、帰宅後クーラーから取り出す時も一応注意してください。実際に刺された人がいます。

もし毒トゲに刺されたら

船長の知り合いで刺された人が病院に行ったところ、お湯に患部を浸して熱せられたそうです。 45℃以上のお湯に浸すとタンパク質でできている毒が変質して無毒化するか弱くなるのだそうです。 45℃以上というとかなり熱いと思いますが…(汗)。とにかく刺されたらできるだけ毒を絞り出した後に熱すると覚えておいてください。口で吸わない方がいいです。歯肉炎や傷などあればそこから体内に入る可能性があります。

オニカサゴ釣りの動画

下はアマダイとのリレーです。

美味しくいただく

美味しさは個人の好みによるので一概に言えませんが、根魚は基本的に数日寝かせてから食べた方が旨味が増して美味しいと思います。

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